儚き縁か

来年、主人の車と私の車の両方が車検。
結構物入り(−−; ふぅぅ。
ていうかぁ、逆転の発想で
2台とも売っちゃって
どっちにしろ払うつもりだった車検代を追い金と考えて
私も運転できるような小さめの車を1台買っちゃおうか、などと
ぽろっと言ったのが数日前。
以来、主人はネットでいそいそと車探しをしたり
「今日、こんな車が走っててさぁ〜♪」
と、買い換える気満々。
大きさ、毎年の税金のこと、色(もちろんオレンジ♪)、
月数回のホーム遠征で長時間乗っていても疲れないこと、
いろいろ考えて
主人がピックアップした中から さらに絞り込んで
実は昨日ショールームに出かけてきた。


ほぼ一軒目でふたりの思いは固まったけれど
コレも諦めきれない主人が
どうしても見に行くっ、というので付き合うことに。




ショールームでポロを見たい旨伝えると
受付嬢が席で待つよう案内してくれて 営業マンが現れるまでの間
持って来てくれたポロのカタログをぱらぱら。
しばらくしてやってきた営業マンに
ポロってオレンジありましたよねぇ?
カタログに載っていないので聞いてみると
「あ、それはクロスポロのほうですね。
 今 中古車ならすぐに見られますけど」
じゃ お願いします、と裏の中古車場へ。
中古車、といってもショールームに飾ってあったものなので今年の型だし
距離もそんなに走っていない。
でも、オレンジじゃないなぁ。
座り心地や細かな内装もチェックしてから
あらためて席に戻っていろいろ話を聞いてみる。


クロスポロのカタログの前面に押し出ているのはオレンジ色の車体。
綺麗なオレンジ。
かわいいよなぁ、と見惚れていると
「綺麗なオレンジですよぉ。
 オレンジシャーベットのオレンジ色です。
 私もまだ2回しか見たこと無いンですよ」
へぇ、そうなんだぁ。
「はい、なかなか日本には入ってこなくて
 ちょっと手に入りづらくなっていますね」
と、ここで一旦席を外す営業マン。


いない間にナビやETCなんかの話をふたりでしていると
「えーと、すみません」
PCで発注状況や在庫状況を調べてきたらしい営業マンが
謝りながら戻ってきた。
なんでもオレンジ色は現在今年分はオーダーストップになっている、とか。
「どうしてもこの色、となりますと発注してからの生産となりますので
 別途30万円かかります。」
しかも今年分の発注とはならず、来年の型での発注になるらしい。
そのうえ毎年9月頃に来年の型がどんなものなのか、お知らせがあって
その3ヶ月前にはもうある程度営業マンには伝えられるのに
クロスポロについてはまだ無くて来年の型がどうなるのか・・・。
と、ここで再び席を外す営業マン。


そのスキに主人とぼそぼそ。
別途お金かかるってぇ?
注文してから製造だから 時間もかかるよねぇ?
カタログだとイチオシの色扱いじゃんねぇ?


ぶちぶち言っているところへ戻ってきた彼。
「えーと、さらに状況が悪化いたしました」
幾分顔色の悪くなった営業マンに
どういうこと?と主人とこっそり視線を交わす。
「あのぅ、オレンジ色は廃色になりました」


・・・。


は?


廃色っっ?!



なんだかあまりにもあまりなことで
笑っちゃいました (^^;


せっかくいろいろ説明してくれたり
調べてくれたりしたのですが
やっぱりオレンジ色が良かったので
カタログも持ち帰らずお返ししてまいりました。
どうやらご縁は薄かったようで。