動揺と圧力と芝

雨雲の下のスタジアム

ひっどい芝。
軸足がこらえられなくて
パスがあらぬ方向へ。
めくれた芝に足をとられて、の怪我だけは気をつけて。と
眉間にシワを寄せながらの観戦でした。

東京 2−0 清水

3試合を残して一日早く第26節を終えていたJ。
首位と前節の時点での4位は勝ち点3を挙げて
この日の残りの試合結果を待つ。



『負けられない』。
首位にプレッシャーをかけ続けるためにも
最後まで優勝をあきらめないためにも
『負けられない』。


こういうプレッシャーって なかなか味わえないモノ。
でも優勝をするためには乗り越えなくちゃならないモノでもあり
何度か味わって越えられるモノ、だと思う。
6連勝してきて さらにここから9連勝、
併せて15連勝できれば そりゃ、すごい良かったけれど
そうは簡単に越えさせてくれないでしょ。
今は存分に”それ”を味わって ”それ”とも戦う時。
大切なのは次節。
再び開いてしまった勝ち点に ひるむことなく戦う。
戦って勝ち点をがむしゃらに積み上げていく。
意地、見せてもらおう。


あの2分以外はヤラれた感がなくて
だからといって ウチに得点のニオイはしなくて。
終了後、なんともいえない想いが広がって
かなり微妙な敗戦だった。


ここまでの功労者である和道を救ってあげてほしかったよ。
誰でもいいから点を決めて帳消しにしてあげてほしかった。
前節の西部のミスに和道は試合中に言葉ではっきり伝えた、という。
DF陣を統率している、という
自負と責任感が言わせたものだと思った。
今のエスパを支えている 自他共に認めるDFリーダーが犯したミスを
試合中に叱咤激励できた選手はいたのか。
あの直後、和道に誰か声をかけていたのか。
動揺をおさえられないまま 1分後に再び失点。
情けない。
あの2失点目はホントに悔しい。
勿体無かった。


関東アウェイでおこなわれるサンバの特別バージョンがすごく好き。
試合前から鳥肌とともに
全身に気合が注入されていくのが自分でも感じる。
2点を追いかける状態で前半が終了したとき
治まるどころか一層 声の大きさを増して
選手たちをロッカールームに見送った応援の仕方にもシビレタ。
結果にはつながらなかったけど
きっと次、選手たちは応えてくれるハズ。



ある意味、次もアウェイでよかった。
ヘンな力みもなく 臨めるはずだから。


成長の証をきっと見せてくれる。
そう信じて送り出すよ。