過激に劇的刺激的!

J3チームめの通算300勝!

引き分けを覚悟してた。
ロスタイムが表示されたとき
なかなかこじ開けられない相手の守備に
じれったさともどかしさで一杯になる気持ちを持て余してた。


でも。どこかで信じてた。
やってくれる、って。
今年のエスパは違う、って。

清水 2−1 浦和
 (岡ちゃん・ヨンセン

予想していたよりも冷たい風が吹くエコパ。
アクシデントで席を移動したりして 落ち着かなく始まった試合観戦。



小野VS古巣、みたいな構図で盛り上げる外野に
ちょっとウンザリしながら。
でも大画面に映る、『楽しんでる』表情の小野を観て 安心。



今日の相手DFは すごく集中してる。
ちょっと気圧されているような雰囲気の攻撃。
得点の機会があるとしたら セットプレーかな。
そんなことを考えてた、前半17分。


淳吾のCKにヘッドであわせたのは岡ちゃん!



先制っ!



さすが、な 岡ちゃんのゴールで
エコパをオレンジに染めたサポが大いに沸く。



その直後 やけに過剰な守備してるなー、と眉をしかめていたら
ケンタも珍しく前半からピッチのライン際まで出て指示を飛ばす。



が。修正してる間もなく失点。
その後も 少し落ち着きなく、連続でCKを奪われていく時間帯を
なんとかやり過ごして前半を終えた。



驚いたのはハーフタイムでの西部交代だった。
現地ではなんの情報も無く
ただただアクシデントによる交代に ムうん、と うなるだけ。



リーグ初出場となった武田。
よりによって相手サポ側のゴールを守るのがデビューだなんて。
前日に先発を言い渡されての出場ではなく
ちらと不安もよぎったけれど 臆することなく堂々と立っていた。


持ち直した後半だけれど 相変わらず手こずらされる攻撃。
引き分けでも仕方ない、悪くなかったけどね。
そんな言い訳をあれこれ思い浮かべながら
『ロスタイム 3分』の表示を観た。


刻々と進む時計の針を見ないふりで集中。
右で粘って頑張ったコースケがフリーの兵働にパス。
絶妙のパスに途中出場の永井がヘッドで合わすもポストに跳ね返され
相手選手に当たり CKへ。



兵働のCKは一旦クリアされるも
平岡が「なんとしてもMyボールに」と想いの丈を詰め込んだプレーで
兵働にパスをする。
エリア内にはボスナー、永井、岡ちゃん。
少し下がったポジションから大外を走るヨンセンを兵働は見逃さなかった。



劇的ゴール!



狂喜乱舞!
ベンチの選手もピッチを横切って歓喜の輪に加わっていく。



耳をつんざくような歓声がエコパを包んだ。
そこら中で笑顔が弾けている。
誰も彼もが思い思いの表現で喜びを爆発させていた。



プレー開始直後に試合は終了した。
勝ち点は『1』ではなく『3』。
やっぱり去年までとは違う、ひと味もふた味も。



大量のマスコミを引き連れながら 小野がゴール裏での挨拶を終えた。
いい表情してる。
前半のあのシュート、決めようよー (^^;
ま、でも気長にゴールを待つことにします。


MVPはヨンセンに。
ユニ脱いでゴール裏に投げ入れてた (≧≦)
受け取った人がうらやましー。
MIPは兵働に。
劇的ゴールのアシストにそれに繋がる永井へのパスも見事だった。
いいな、キャプテン。


通算300勝を劇的勝利で盛り上げた。
それを振り返るケンタの言葉を噛み締める。
チーム創成期から在籍していたケンタの言葉だからこそ余計に胸に響く。



席を離れて外を見渡すと
真っ赤に沈む夕陽が綺麗でエコパを後にする人の波を照らしてた。
みんなの表情が誇らしげで背中が満足げで足取りが軽やか。


気持ちのイイ勝利だった。
静岡版は1面を飾ったらしいけれど 全国版の扱いだってなかなか。
コンビニで漁ってきたスポ新を並べて にやり。
今年のGWは清々しさで一杯です (^^)v