【J特】残りはふたつ

esuparieze2010-11-24

イイ試合だった。
そう思える試合は 必ず、伝わってくる『気持ち』がある。

清水 2−1 広島
 (ヒョー・岩下)

ラスト3ゲーム。ホームゲームはラスト2ゲーム。
残り試合を噛みしめながら、の観戦は続く。



開始直後から選手たちの気持ちが入っていた。
前線からよくボールを追っている。
中二日で挑んでいるハズなのに・・・てか、後半は持つのか?と
ちらちら不安になるほど。
永井が追う。ゲンキが追う。岡ちゃんが追う。淳吾は王。


目を細めて観ていた、そんな前半15分。
ゲンキがゴールラインの際で粘ってパスを出す。
ドーンと前方が開けた状態で そのパスを貰ったのはヒョー!



放たれたシュートは 鋭い弾道を描きながら
ずぎゅうぃぃぃーーんっと唸りをあげてゴールに突き刺さった。



ヒョーの『どや顔』。
ふかさなかったぜぃ!的な。



この日は150試合達成して試合前に花束を貰っていたヒョーが
自ら祝砲。
おめでとう。ありがとう。


プロ生活を送り始めてすぐに 思いがけず闘病生活をしなくちゃならなかったり
そのおかげで復帰後もなかなか思うようなパフォーマンスが魅せられなかったり
再発したり乗り越えたり
シーズン終盤にきてチームがこんな風になってしまったり
外野が騒がしくなったり
主将として痛切に責任を感じていたり
そんないろいろが一気に込みあげたヒーローインタビューだったのかな。
相変わらず、熱くてまっすぐで強い人だ。
誰が何と言おうと、
私の中ではあなたが『二代目 Mr.エスパルス』に一番近い人。



気持ちのイイ、気持ちの籠った、気持ちが晴れる、
先制点でした。


この日 もっとも目を惹いたのはゲンキ。
ヒョーの先制点につながるプレーもゲンキの粘りから。
追加点のCKもゲンキが奪ったもの。
なかなかベンチ入りしたりしなかったり出場したりしなかったり、と
安定した位置を確保できなかったゲンキでしたが
一気にしなやかな成長を遂げた感じ。
この先も楽しみです。


その追加点は岩下のヘッド。



あんなに得点のイメージの強い岩下ですが
意外にも 今季初得点。
えーと。これでリーグ戦は17人めのゴーラー、でしょうか。



はい、岩下の『どや顔』。
オレだぜぃ!的な。



案の定 後半は押し込まれる時間が増えましたが
この日も『最後の一歩』が出ていて集中を切らさずに守れていたので
そんなに恐怖におののきながらな観戦ではなく
失点したり西部のビッグセーブがあったりしたけれど
試合結果は当然なものかな、と。



試合後の選手の表情も『ホっとした』というより
『達成感』がにじみ出ている感じ。
このまま崩壊し続けていくのか踏みとどまることもできないのか、と
ハガユク見守っていたチームと同じだなんて思えないほど。
良くなるときも一気に良くなるンだな。


次は中三日で週末の神戸へ。
まだ残留を確定させていない相手に苦戦することは想像に難くないけれど
エスパにも大事な戦いがある。


今日のヒーロー。



残り二試合。悔いのないように。選手もサポも。