賞金圏内へ

前節の引き分けがこれで活きる。
キツい日程に負けなかった『強さ』を想う、今季初の逆転勝ち。
暫定6位。

清水 2−1 新潟
 (小野・タカ)


主将のジャンケンのあと 陣地を逆に取った相手。
ふぅん。西日が気になる時間帯ではなく強風でもないのに。
そんな感想と共に始まった前半。



なにしろ身体が重さそう。
中二日のハンデはやっぱりきつかったか、と。
そのうえ開始5分の失点は重さに拍車をかけて圧し掛かっていた。
ピッチにいない辻尾のことが恋しく想うときがくるなんて
思わなかったよ、ごめんね辻尾。
身体の重さが判断の遅さも呼んで
うむむ、と唸ったきり 黙るしかなかった前半。


後半開始から大悟に代えてゲンキ投入。
それと真希と村松のポジションも大胆にも試合中に入れ替え
少し勢いが生まれ始めた後半10分。


相手のミスを見逃さなかったタカがすかさずボールに反応し前を向く。
ミスをした張本人がエリア内で堪らずタカを倒し
PKゲト&一発退場。



ボールをセットしたのは小野。




落ち着いて決め、まずは同点。



一人少なくなった相手とようやく試合になる。
それくらい運動量が落ちている。
でも前半に飛ばし気味だった相手は
前に一人少なくなった川崎よりも全く前に来る気配はなく
ほぼ向こうの陣地での試合展開。


タカが落ち着いてエリア内で相手DFを誘ったおかげ。



ただ、なかなか勝ち越し点を奪えない。
じりじりと残り時間が少なくなり
もうこのまま同点で終わるのかも、と覚悟を決め始めた後半45分。
途中出場の高木が鋭いシュートを放ちGKが弾いたボールはCKへ。



そのCKをゲンキ。
直接頭で合わせたのはタカ!



この瞬間のダイラの雰囲気がもうもう、たまらなく好き。
往路の東名が超渋滞で5時間掛かったことなんて
一気に吹き飛ぶほどの狂喜乱舞 (≧≦)



ロスタイムの4分も危なげなく。



試合が終わった瞬間、ダイラ中から
割れんばかりの「タ!カ!ハ!ラ!タ!カ!ハ!ラ!」コール。
これ、すごく良かった。
きっとタカも気持ち良かったハズ。



劇的な勝利の余韻を引きずったままのタカのヒーローインタビューは
サポの気持ちを大いに煽り立て興奮状態をさらに加速させてくれるものだった。


『サイコーっっっ!』


タカのそのひとことに「こっちもじゃー!」と受けたくなるほど、ね。
あぁ、ノドが痛いw



チームの雰囲気は相当イイんだろうな。
前回のケンペーのニヤニヤ囲み会見もそうだったけど
ヒーローインタビューを終えたタカを
ゴール裏の前で一緒に挨拶するために待っている選手たちの表情がイイ。



この日タカと小野はアベックゴール。
ふたりは仙台戦のあと
ゴトやんと一緒に被災地に立ち寄っている。
そこで貰った勇気が背中を押し続けてくれていたンだろうな。



今季もこれで折り返し地点。
暫定だけれど6位、勝ち点『27』。
首位との勝ち点差は『7』。
あんなに遠くに霞んで見えていた頂上が
はっきりと目で確認できる位置まできた。


1週間開いて、再びキツイ日程が待っているけれど
その間に怪我人も戻ってくるハズ。


さあ、次はリーグ戦はアウェイ三連戦だ。