白帝城

一年も前から「この日はお義父さんの七回忌だから、空けておいてね」と言われていた三連休。
土曜日に名古屋で法要、そのまま皆で移動して犬山に一泊してきました。



法要のあとの有難い説法に 思わずナミダぐみながら聞き入り
もう6年も経つことに改めて、いろんな感情が湧いてでてくる。
お義父さん、ミィがそちらにいきましたのでよろしくお願いしますね、と何度も祈りながら。
(義父は蘭丸のことを『ミィ』と呼ぶのですよ。
 てか義父にとって、にゃんこはみんな『ミィ』)



ホテルに向かう途中
次の日に立ち寄ろうと考えてた城下町をまさにいま通過していることに気付き
せっかくだしと慌てて空いてた駐車場に車を停めて、急遽の散策。



なんとか映えのお団子にも まんまと食いついてきましたよ。



ゆらゆらと目的を持たずに散策するのに、丁度よい距離と人ごみ。
これぐらいの雑踏と雑音が今の癒し。
静かすぎる時間では平静を保てない。



ホテルに荷物を置いて『温泉に浸かってくる』という義母を残し
再び車で隣にある犬山城に向かう。
(歩いてももちろん行ける距離なんですが ほらそこは歩かないヒトがいるので)
まずは三光稲荷神社へ。



こちらでもまたたくさんお願いして。




参道が近道だというお城への道は 途中なかなかの坂道。



へろへろになりながら到着した、国宝犬山城
別名『白帝城』。
信長ゆかりのお城でもあり 小牧長久手の戦のきっかけにもなったお城でもあり。



彦根、松本、松江、犬山。
これで あとは姫路城で国宝のお城コンプ。
(主人は姫路城ではなく彦根城でコンプ)



ホテルに再び戻り、温泉に浸かり、彩り綺麗なお食事をいただく。



季節柄、松茸尽くし。



朝は6時半から始まっているという木曽川沿いの朝市を散歩がてらのぞき
お野菜やら焼き立てパンやら大量に購入したりとか。



早めにチェックアウトして 敷地内の有楽苑へ。



朝の光を浴びている庭園は 静かで眩しい。



本当はお抹茶をいただこうと思っていたけど
朝ご飯食べ過ぎてて、断念。



まだ人が少ない朝のお庭を見ながらいただくお抹茶は格別だっただろな。



すぐ近くに成田山大聖寺があると知って 最後にお詣りしていくことに。



見晴らし良くて 犬山城や泊まったホテルや城下町が一望。
10月にしては汗ばむくらいの陽気で 心地よい風がよく渡る。



大仏さんにもお詣り。



久しぶりに御朱印も増えました。



せっかく御朱印帳を忘れず旅行バッグのなかに入れて持っていったのに
いざ神社で出そうとしてホテルに御朱印帳入れたままのバッグ預けてたことに気付くとか。
ま、よくありますけどね。



バタバタと過ごしたこの数日が良かったのかどうなのか。
時間が確実に経っているようにも思うし止まったままのような気もする。


猫は元気でやっているかね?と義母に問われて「はい」と一呼吸おいて答えるのも
まだ誰かにきちんと説明できる自信がなくて。



今年の金木犀の香りはいつもよりも甘くて優しい。
それがまた私の涙腺を刺激する。