鉄人再び

監督がケンタに内定したときに1番に気になったのが
「コーチはどうするんだろう。」だった。
プロ監督初心者のケンタに同じように若い人を連れてきたのでは心許ないけれど
あまりにベテランではまた双頭体制になりかねない。
監督には『人柄』を求めないけれど、コーチは『人格者』がいいと思う。


ヘッドコーチにはカルロス・サントス氏就任。


これ以上の人材がいるだろうか。
今考えられる最適の人物。
去年もコーチ要請をしていたけれど、断られていた経緯があったので縁は切れていると思っていた。
ケンタが直接ブラジルへ何度も電話をして口説き落としたらしい。
監督初仕事は大成功だ。
よくやった!ケンタ!!

3つの『R』

記者会見でケンタはチーム作りのキャッチフレーズを掲げた。

『REVIVE』・・・復活
『REJOICE』・・歓喜
『RESRECT』・・尊敬

チームとしての復活はもちろん、この状態にいるはずのない選手たちの復活。
スタジアムに足を運んでくれたサポーターたちと一緒に歓喜を。
そして対戦相手からも尊敬をしてもらえるようなチームへ。


「一段ずつ階段をのぼる。」


いきなりの大ジャンプなんてサポは望んでいないよ。
ゆっくりだけれど確実な一歩。
それが未来へ続くのだと痛いほど分かっているからね。

エスパ愛

「一番愛しているチーム。」
ここ数日の切ない思いが癒されていく、ケンタのひと言だった。
サポがエスパルスを愛しいと思うのと同じくらいの愛情を
選手がチームに抱いてほしいというのは
サポの我が儘であり、望んではいけないのだと知らされた、この約1週間。
でもケンタやサントスのコメントにはエスパへの確かな愛情が込められている。
愛せないチームに貢献なんてできるだろうか。
チームをキライで誇りはもてるだろうか。
「このチームが苦しんでいる状態をなんとかしたい。」
そういってサントスが立ち上がってくれる。


また行くよ、日本平
好きだからね、エスパが。