解ける想い

忘れてかけていた勝利の味。
ここまでずいぶんもがいたけれど
みんなよく頑張ったね（；；）

先発のノボリ、真希、クボがポジションチェンジを繰り返し
サイド一辺倒だった攻撃に少し選択肢が増える。
千葉はいつもよりもキレのない様子で
前半はシュート本数の割にはどちらよりでもない内容。
むしろシュートの少ないエスパペースかも。
真希に代わって純平が投入されて開始した後半。
２分、ノボリの左ＣＫ。
弧を描くボールが突然角度を変え、ゴールに吸い込まれる！

ＣＫを蹴ったノボリがそのままベンチに走りこむ。
誰っ？誰のゴールっっ？
・・・オウンゴール？
ともかくの得点でその後も続くエスパペース。
ここで追加点が奪えればもっと楽なのだろうけど。
相手ＣＫのクリアがなかなかできずにいるところで失点。
少し気落ちしたのか今度は千葉の時間帯がしばらく続く。
３０分過ぎ、放り込まれたボールを自陣ゴール前でＤＦが競り
落としたボールに反応する康平。
わざとゆっくり持ちながら攻め上がり
最後方から駆け上がるイチを待つ。
そして抜くイチにパス。
クロスはクボへ。
ヘディングはＧＫの手に触れながらゴール！

ベンチ前で抱き合うスタッフ。
喜びをサポと共有する選手たち。
いいな、この一体感（；；）
最後に交代出場したむらぢゅんもよく自分の役割が分かっていて
落ち着いてプレーしていた。

試合終了後、選手たちの挨拶の最中にケンタのインタビューが始まる。
歓喜や安堵や興奮が入り混じるケンタの声。
心なしか目が潤んでいる。
インタビューを終えるとその足で選手の元へいき
ひとりひとりと握手、抱擁。

この勝利をみんなで噛み締めている。
そして始まるケンタコール。
「は・せ・が・わ・けんたっ！」
立ち止まってサポに深く頭を下げ、手を上げて応えるケンタ。
克馬サンのウィナーコールのあとに聞こえてくる『王者の旗』のイントロ。
花火。

何もかもが今季初。
嬉しい。
ありがとう。
そして
おめでとう、ケンタ。