続・儚き縁か

esuparieze2007-07-23

土曜日の1軒目に出かけたショールーム
そのときに主人の車の査定は済んでいたけど
今回は2台分の下取りをするので
日曜日に再度私の車で出かけて査定をしてもらうことに。




前日に出してもらった主人の車の査定額に
予想以上の評価をしてもらっていたので
別に購入を先延ばしする必要もないし
私の軽もそこそこの額で出してくれて 追い金が予算内だったら
もう契約まで済ませちゃおうか?などと
行きの車の中でほぼ買う方向で決まっていた。


こちらの営業マンはロマンスグレー(←死語?)で
算出した査定額を「どうだ?」と言わんばかりの様子で見せてくる。
お、予算内!
ふたりで頷いて早速細かな内容に話を進めたときだった。


主人が指定したグレードはふたランク。
サンルーフの有無とホイールのデザインに差があるだけなので
どちらでも構わない。
車体の色はもちろんオレンジ。
そして選べます、と聞いていたシートもオレンジのトリミングがされたもの。
それから、とさらに注文をつけようとしたら
ロマグレ営業マンが
「現在ウチで所有しているのは指定していただいたふたグレードを
 それぞれ1台づつ。色は上のグレードがオレンジ、下が赤です」
と口を挟んできた。
じゃ、上のグレードの方にします。
「そうなるとシートのトリミングはグレーとなりますが」
は?
「オレンジの車体でオレンジのトリミングのシート、となりますと
 もしかして国内には無いかもしれません」
でもオレンジにはこだわりたいンです、どうしても。
グレー、しかないとなると・・・と、主人。
ちょっと調べます、と渋顔をしながら席を外すロマグレ。
・・・。
なんか、この展開つい昨日もあったよね?
シートは選べるって言ってたよね?と
いやぁ〜なヨカンを抱きつつもロマグレをひたすら待つ。


かなり待たされてようやくロマグレが戻ってきた。
「え〜、2台ございましたが 静岡と広島です」
し、静岡? (@@;
静岡かぁ。静岡にオレンジの車体でオレンジのシート、ねぇ。
それはまたピンポイントな。
「はい、ですが。なかなか保有している車をよそにまわす、というのは
 あんまりしないんですよねぇ。
 今交渉はしているところなのですが、・・・難しいと思います」


前日にクロスポロとの縁が無かったときには
こっちがあるから、という思いもあって笑えたけれど
もう買う気満々だったのに こういう結果になっちゃって
帰路の車内は始終無言のまま。
2、3日以内に交渉結果を知らせる、というロマグレの言葉も
ふたりとも上の空。
そのまま帰宅するにはまだ早い時間だったけれど
もうどこかに寄る気になんて全然なれずに
夕飯の材料を渋滞に巻き込まれながら近所で買ってとぼとぼと家に。
また初めから車探し、かぁ。


「留守録が入ってるよ?それも3本も」
先にリビングに入った主人が再生ボタンを押す。
車屋さんへ行く前にFAXしたから義父からの電話だと思った。
が。ロマグレの声。しかも切羽詰まっている。
広島との交渉に成功した、
すぐにでも注文書だけでも送らなければならないので
再来店を本日中にお願いしたい、
営業時間は19時まで、お急ぎください。
そんな内容が3回に渡って録音されていた。
時計を見るとあと1時間半くらい。
買ってきたものを冷蔵庫に放り投げて再びロマグレのもとへ。


脅して賺して宥めてようやく譲り受けた、と言う。
携帯の番号を聞かなかったことを後悔した。
本日中に数枚の書類を広島に送らなければ(次の日は定休日だった)
せっかくの話が流れてしまうところでした、と
ちょっと悪そうな笑顔を湛えて言う。
それで留守録に3回、ね。


縁、ってやっぱりあるンだな。
あのあとどこかのモールに寄って外食とかしていたら
19時までに連絡を受けて再びお店になんて とても行けなかった。
そして帰宅して留守録聞いて
慌てて閉店したあとの車屋に電話して がっかりして
次の日はお休みでまた連絡取れなくて 悶々として
結局話が流れて さらに凹むところだった。


広島のほうと交渉成功できたンですねぇ。
「はい。静岡のほうはどうしても手放さない、と」
うんざりした様子のロマグレにちょっと笑えた。


その静岡の車ともしかしてダイラの駐車場で会えたりして、なんて、ねぇ。


さて。そんなこんなで来月新車に乗り換えることになりました。
ちょっと慣れるまではどきどきします。
ていうか、そのままペーパードライバーに戻っちゃったりして(^^;