背景画という風景画

美術館入り口

大好きなジブリ映画の
間違いなく
あの暖かな雰囲気つくりの一端を担っている
背景画職人・男鹿サンの展示会。
TVでそれが行われることを知ってから
ずっと行きたかったのですが
夏休み中はやっぱり人が多そうだし、と先延ばししていました。
ひとりで電車、ってのも尻込みの要因のひとつだったケド (^^;
(だって 主人と美術館、だなんて想像できないでしょ?)


で、昨日ようやく一念発起
ひとりで電車に揺られて行って参りました。




主人が一時通勤に使っていた田園都市線
「オレはいつか圧死する」
と弱音を吐くほどの満員電車らしいので
時間を通勤ラッシュから1時間ほどずらして乗ったのですが
それでも ものすごい人 (−−;
圧死まではいかなくてもこの人数は静岡だったら充分ラッシュ。
でも途中 線の名が変わってからはいきなり空いて
そこからはゆったり座っていけました。


駅から降りると
地元商店街の人たちの案内標識が短い間隔で貼られていて
迷わず美術館に到着。

開館時間を10分ほど過ぎたばかりなのに
もうかなりお客さんがいる。
傘を預けてチケット購入して いざ展示会場へ。


まずは初期の作品が並べられている。
ど根性ガエル』や『ガンバの大冒険』以外にも
樫の木モック』、『はじめ人間ギャートルズ』もそうだと知って
びっくりするやら懐かしいやら。
そして『幻魔大戦』などの映画に使われた作品を堪能したあとは
いよいよジブリ作品のコーナーへ。


眩しい。
木漏れ日が
アスファルトを照りつける夏の日差しが
昇り始めた朝日に輝く雲が。
建物の窓に映りこんだ街路樹までが、眩しい。


そこかしこで
「あ、メイが電話借りに行ったシーンの!」とか
「ここで雨が降り出しちゃって」とか
背景画を鑑賞しながら
ジブリ映画に想いを添わせている声。


実際使われた背景画だけではなく
下書きの鉛筆のみで書かれたデッサンもたくさん展示されていて
その美しい細かな線にうっとり。


途中、撮影OKな場所もあって
さっそく私もデジカメを。ぱしゃ。
  
壁一面に大きく貼られていたので上手く撮れなかった (;;)

ちょっと大きさが伝わりづらいですが
結構迫力のあったトトロ。



ポストカード2種類と
A4よりも少し大きなサイズで約2cmの厚さ、ほぼ全面カラーの
今回の展示物を集めた作品集を購入♪
(画集と迷ったけれど
 キキの家が載っていなかったので作品集のほうに)


たっぷり2時間半観て回ったあと出口に向かってびっくり。
入場制限されていたンですよぅ (@@;
ここから『20分待ち』の張り紙まで。
そういえば中もかなりの混雑ブリだったなぁ。
もう少し自分のペースで観たかったかも。
都会はほんとに人が多いです。


重たい思いをして持って帰ってきた作品集を
主人に見せびらかしながら
これはこうで あれはこうで、と口やかまし
頼まれてもいない説明をたっぷり披露したあとで
「でもぅ やっぱ印刷物じゃなくってぇ
 本物じゃなくちゃねぇ」
とのたまっておきました♪


9月30日までの予定でしたが 少し延長されるようです > 背景画展
芸術の秋、いかがです?