習慣の週刊ドラマ

今やってるドラマ。
一応初回に何本かピックアップして観て
次の回もそのうちのいくつかを頑張って観たけれど
結局今も見続けているのは『鹿男』と『篤姫』のみ。


『鹿男』は不思議なドラマ。
荒唐無稽で無謀な設定で出てくる人みんな怪しー、
てかありえないー、という取り留めの無い感じが面白い。
重たくなくてドロドロしてないところが観ていて楽なのかも。
最後どうやって終わるンだろー?
主人公はあの尊大な態度の鹿に
最後に感謝の言葉くらいはかけてもらえるのかいな。
えー、あの人なんで今 黒く笑ったの?実はネズミ?
とか推理しながら 次の回をいつも楽しみにしている。


そしてこちらも欠かさず観ている『篤姫』。
クリムトの絵画のようなタイトル映像も好き。
目映くて絢爛豪華で。


昨日はいよいよご本家の養女となってお城に上がった姫。
尚五郎の儚い初恋も淡く消えた。
あの何年後かの ふたりの運命の再会を想うと切なさは一層増す。
実父の複雑な涙にももらい泣き。
我が娘でありながら
姿を見かけても親しげに言葉を交わせなくなる関係になることは
嫁に出すよりも寂しいこと。
でも。誉れな門出。
母君の凛とした態度もじんとする。


ここまでの姫の描き方も 丁寧でいい。
まだ柔らかな頭で無垢な心で透明な瞳で
いろんな人と出会い学び知る過程が丹念で染み入る。
この先の数々の困難に立ち向かうたびに
それぞれを思い出すのだろうな、と思わせてくれるシーンが自然。


伸びやか過ぎる姫には これから窮屈な生活が待っている。
殿があの細い肩に背負わせようとしている重荷に
耐えられるだけの強い気持ちを忘れないために。


それにしてもこのドラマに出てくる女性はみんな強い。
男の人には人気がないかもしれませんねぇ。