黒星発進

開幕

そういえば開幕勝てなかったのって
久しぶりだよなー、と思っていたら
7年ぶりだったンですね。

清水 1−2 大分
 (エダ)

なんだろな。
負けちゃって悔しいーとかキィィィーとかじゃなくて
どよーん、と してました。
ここ何日かはずっと うきうきで
ダイラに向かう車の中でも気がつくと にったらにったらしてて
開場前の列が延々と続いているのを見て
皆も同じなんだな、って 嬉しくて
克馬サンの声は相変わらず華やかで
ダイラの芝はみごとに整えられていて
バクスタの観戦席に座って見下ろす風景に
「ただいま」
な気分を味わって。

久しぶりだったのでバス待ちにも参加。
気合入ってる。


試合前の練習に現れる選手を待つ間に起こる拍手。
よくアウェイでは見られる光景がホームでも。
私もリズムに合わせて手拍子を打ちながら 待つ。
サポたちの待ってたよ、待ちきれなかったンだよって想いが
選手たちに伝わるといいな、なんて念じながら。


隅々まで埋まったダイラ。
選手たちも楽しみにしてたハズのたくさんの観客。
その前で結果が残せなかったことが勿体無い。


開幕戦は特別な試合。
○勝○敗○分で○位のウチが○位のどこそこと対戦、なんて
始まる前に試合以外のあれこれを考えながらではなく
真ッさらな状態で試合を待つことができる唯一の試合。
去年の開幕も危なっかしい内容だったけれど
結果だけは残した。
今季はそれができなかったことが残念。


「今日 西部のスーパーセーブ、一度しか見てない」
攻め込まれた印象がない。
数少ないチャンスをモノにした相手に軍配が上がった。
獲られた時間帯も悪すぎ。
とくに2失点目のほう。
どちらも開始10分以内で 後半のほうは開始からたったの2分。
しかも警戒していたハズのセットプレー。
まずは同点に、という意気込みをそがれることになってしまった。


開幕前に不安に思っていたことが結局出てた。
なかなか点が獲れない、それなら得点を奪う前に
まずは守りを踏ん張らないと、と。
30失点以下が目標だということを大切に考えて。


いやそれにしてもシュートで終われない。
相手の6本には「ン?そんなに打たれたかな?」だけど
ウチの6本には「・・・。やっぱり」だ。
ヤジとアウレリオが0本。
ふたりとも自分を活かしきれてない。
ヤジのいいところ、アウレリオの凄いところを
まだ魅せてもらえていない。
それぞれに課されている役割が重いのか、
それとも合っていないのか。
せめてシュートなりで 光を見出したいのに。
もちろんそれはふたりだけの問題ではない。


あれは『ケンタの目指すもの』にちゃんとなっているのだろうか。
それならただあとは熟成を待てばいいだけ。
もしもそうじゃないなら・・・ちょっとゾっとする。
そんな話を帰りの車内でしていたら ケンタのコメントが届いた。
一応やれていた、らしい。そか。
それなら待てばいいのね。


良かったこともいくつか。
ホンタクは思った通り。
頼もしい心臓。
あれだけやってくれれば充分。
辻尾もイチのアクシデントで
いきなり心の準備もままならないままの突然の出場になったけれど
良く頑張った。

俊足は何事にも変えがたい武器。
そこにもう少し 違う何かを身につけてくれれば。
それから。
フェルがオトナになってた。
自ら守備を積極的にしていただけじゃなく
回りに指示を与えながらの守備。
ちょっと「へぇ」と感心した。
そして。
交替選手による得点。
これは本当に良かった。

エダは試合前のシュート練習で
迫力のあるゴールを魅せてサポたちから拍手をたくさん浴びていたし
キレてきている気がする。
もしも次節でケンタがどこかいじるとしたら
そこかな、とちょっと思った


ン?そういえば決定力不足って言われてたけど
シュート6本で1点なんてウチにしてはなかなかの数値では?
と、まだ開幕だし 明るい材料を見つけては次を待とう。うん。