夏の夜のセミ

昨夜、
涼しくなってからお散歩に出ようと玄関のドアを開けた瞬間。


ばさばさばさばさばさばさっっ


な、何っ? (@@=@@)
何がトんできたのっ!?


廊下に落ちた物体はセミ
ちょっと元気が無いみたいで ぐったりしてる。


きゃっ セミセミ!蘭っ、蘭っっ!! パパっっ


ふぅ ;−−)=3
リビングでふて寝してたハズの愛猫がけたたましい音に反応し
普段は見せたことの無い速度で玄関までやってきて
廊下に落ちてるセミに突進!
私は蘭丸を押さえ込み 主人はすんでのところでセミを確保。
無事セミは外の世界に戻してあげました。
愛猫は何が起こったのか全く理解できていないらしくて
抱っこして伝わってくるのはかなり速い鼓動。
こっちもどきどきだよ、もぅ (−−;


お散歩しながら「あのセミはメスだよ」と、主人。
え?なんで分かるの?一瞬だったじゃん。
鳴いてなかったから、だって。
え?メスって鳴かないの?知らなかった。
「あ、し!・・・・(聞こえる?)」


カナカナカナカナ


ヒグラシ!うん、聞こえる。
びっくりした、こんなたくさん人が住んでいるところで鳴いているなんて。


しばらく立ち止まってその鳴き声に耳を澄ませた。
パラパラと少しだけあたりを湿らせた通り雨が止んで
いつもよりも染み入る夜にいっそう深みを増すヒグラシの鳴き声。


夏の山深い奥で鳴くものだ、と思っていたのに。


雨上がりで湿度が一気に上がり少し白やんだ散歩道が
幻想的な夜でした。