戻ってきた自信

眩しい円陣

完勝。
前節のような大量得点の派手さはなくとも
今持っている『強さ』を
存分に魅せてもらえた試合だった。完勝。

清水 2−0 川崎
 (エダ・カズキ)

ほんの少し前に下位に沈んで もがいていたチームが
こんなにゆったりと試合を進めることができるなんて。
揺るがないものをようやく手に入れた。
そんな想いが込み上げてきた 夕暮れのダイラ。


開始から15分くらいまでは相手のペース。
でもそれを上手にかわしながら徐々に掴む流れ。
欲しかった先制点は前半24分。



先制点が決められたのはカズキの突破があったればこそ。
すごいよ、カズキ。
いやもちろん物凄い執念込めてヘッドで折り返した岡ちゃんも立派だし
キチンと中央に詰めていたエダもソツガナイ。



綺麗な得点シーンだった。
気持ちいい場面だった。



平均年齢21.8歳な5人。
若っ (^^;
この日も若かったスタメンが伸び伸びと
そして活き活きとプレーしている姿が眩しくて。


後半15分。
追加点は兵働のCKから。



中央で粘ってムリな体勢になっても根性で岡ちゃんがシュート・・・
したのをちょこんと足を出してコースを変えたカズキ。



スタジアムでは岡ちゃんのゴール、と紹介されたけれど
試合後にカズキの得点に訂正 (^^;


MVPはこの日2アシストだった、その岡ちゃんに。
(ホントは1ゴール1アシストのハズだったンだけどねー)
いつの間にあんなに頼もしくなったの?
いつの間にあんなに強くて落ち着いていて
多彩な表現をするようになったの?
これから先、いったいどこまでその枝を伸ばすの?
岡ちゃんは 今一番目を離せない選手。
呼吸するごとに成長していく過程を
生で観られる贅沢を味あわせてもらっている。


MIPは兵働に。
前節あたりから兵働本来の動きがすっかり戻ってきた。
後半の後半の場面では
試合を計算どおりに終わらせるための巧みな技を披露。
パウロと二人がかりの時計の進め方に にやり。



サポを上手に巻き込んでスタジアムの空気を熱くする兵働に ポ。
サッカーとはどういうものなのか、を
肌で知る国の人らしいパウロのプレーにも ポ。


この試合は全員が良かった。
ホントはみんなにMIPをあげたいくらい。
それぞれがそれぞれの持ち味を惜しみなく発揮した。
岩下もいいよねぇ。
ボールを持っている選手が思わずパスを出したくなるところに居る。
もらったあとのパスが少し強かったりして繋がらないことも多いンだけど
観ているコースや選択は間違っていないと思う。
児玉も良かったよねぇ、うん。
気合を感じた。
カズキも利いてた。
テルは翼を履いていた。
みんな良くて 挙げだしたらキリがない。


順位表と勝ち点を見ては つい、にやにや。
皮算用をしては 邪念を振り払って気を引き締める・・・けど にやにや。
残り5試合。
夢、魅せて。