硬さと脆さと難しさ

旗

開場の1時間ほど前に
スタジアムに到着すると
そこは人の波で埋め尽くされていた。
「ここ、最後尾ですか?」と係員サンに尋ねながら並ぼうとすると
「あ、いえ。この先の・・・」
指差された場所にはさらなる人の波 (@@;
勘違いをした列でさえ すでに相当の長さだったのに
少し離れて待機をしていた場所にはさらに最後尾の見えない列が
三つも並んでる (@@;
す、すごいなぁ。
てか席がちゃんとあるンだろうか、なんて心配になるほど。
エスパサポの今年に賭ける意気込みを感じた開幕前。

大宮 0−0 清水

1日早く開幕していた前日の試合は7試合で合計31点、という
すごいスコアが並んで 開幕ってコワい、そう 思わせた。
次の日の試合にこれがどっちに影響するだろう?と
ちらりと不安がよぎったりもした。
結果。
収穫は勝ち点『1』と完封、だけ。



完封、といったって 守りが良くて勝ち取ったモノじゃない。



攻撃も ヨンセンをあんなに酷使するだけで
厚みのないものばかり。



交代枠は1枚、しかもロスタイムに入ってからのことで
周りのサポからは不満の声も上がっていたけれど
ケンタは早々に『勝ち点1』に切り替えてたし
それはそれで理解できなくも、無い。


後半の途中で「ケンタ動けー!」後ろのサポが叫んだとき
じゃ、誰入れる?と考えた。
まず浮かんだのはコースケか純平。
でもさー、この日ほとんどサイドは上がって来れなかった。
だって上がる時間を作ってくれてないンだもの。
そんな状態でサイドの選手を入替えて
突然上がってこれるようになるとは思えない。
中盤、か。
いろいろ頭をめぐらせて 今一番ピッチに居てほしい人。うーん。
・・・パウロ
セカンドボールを何気なくマイボールにしてしまうパウロ
ピッチを落ち着かせることのできるパウロ
でもこの日パウロはベンチに残念ながら間に合わなかった。
じゃ、誰入れる?
正直もう思い浮かばなかった。



開幕前のデキは90%、でしたっけ?
あれだけ秘密主義のケンタにしては珍しく
スタメンばらしたり非公開を公開にしたりしてたよね。
それだけ自信があるのか、と 期待しちゃった分 がっかり。



普通に 上位に食い込めるチームになった、とは思う。
ただ。今年の目標は『優勝』。
この日の帰り道
とぼとぼ歩きながら試合を思い返し
去年のナビ決勝や天皇杯準々決勝で見せた脆さが
改善できていなかったことが一番堪えてることに気付いた。
試合中にピッチ上で流れを変える力。
悪い流れでも勝利を呼び込む したたかさ。
優勝を狙う今季は この先、重要な試合が何度かめぐってくる。
そのたびに この脆さが頭をもたげてこないこと、
それが鍵。


次はホーム。
ただただ頑張れ。


さて。
この日一番和んだのは試合前のあちらの社長サンのご挨拶。



お話の途中でいきなり「では、歌います!」 え?(@@;
たぶんあちらの定番応援ソングなんだろうけど
気持ち良さ気に大きな声でゆっくり歌う。
次第にあちらのゴール裏も参加して合唱してる。
最後にはゴール裏にマイクを向けて合いの手を要求。
あー サポに近い社長サンなんだな、と思った。
へぇ。いいじゃん。
ま、いわおッチほどじゃないケドね (^−)☆
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