寂しい誕生日

まだいくぜ

エースが2得点もした試合で
勝てないなんて。
前半のうちに追いついて
間髪入れずに逆転して前半終了間際に追加点まで奪ったのに
勝てないなんて。

清水 3−3 京都
 (ヨンセン・岡ちゃん2)

4点目を奪えなかったことが敗因?あ、負けてないけど。
同じパターンで何度もやられたことが敗因?あ、負けてないけど。


前半14分にCKから一気にカウンターを浴び失点するも
24分にヨンセン



28分に岡ちゃん。



44分に再び岡ちゃん。



今季2度目の逆転勝ちか、と 思えた前半終了時。
まさか手のひらから勝ち点『2』が零れ落ちるとは思いもしなかった。


後半の立ち上がりも4点目への意欲が見られて 良かった。
シュートまでは至っていないけれど惜しいシーンも何度もあった。
その試合の流れが変ったのは後半9分、
相手MFに代わってFWのパウリーニョが投入されてから。


ディエゴかパウリーニョか、どちらかを押さえ込まないと。
あきらかに押し込まれ始めた流れを思って ちらちらとベンチを見る。
そうこうしているうちに失点。
1失点目よりも短い距離のカウンターを受けて。
捕まえきれないディエゴとパウリーニョにハラハラさせられているのに
交代はまた相手側だった。
今度はDFを減らしてFWを投入してきた。
ようやくエスパ側のベンチも動く。
呼ばれて走ってきたのはパウロ


え?誰に替えて?ホンタクに代えるのかな?
いやいや。パウロボランチは任せられない。
パウロは攻撃陣の後方支援。
中盤を落ち着かせたりセカンドボールをMyボールにしたり。
て。今そこをやられてるワケじゃないし機能してないワケでもないのに。
しかも交代の相手はカズキだった。
少し前のプレーでは 失点は免れない、と覚悟したシーンで
自陣エリア内まで戻って守備をしていたのは そのカズキ。
そして直後にはすでに前線に戻って攻撃のチャンスを待っていた。
そのカズキに代えて後半22分、パウロ投入。
『4点目を奪え!』というメッセージだったとしたら
それは少し儚げなものではなかったか。


ここで、というよりも
2失点目をした直後に 私ならホンタクに代えてテル。
ディエゴをなんとかしてもらいたくて。
さらに相手が2枚目のカードを切ってきたときに淳吾。
DFを減らしてきているのだから そこを衝くべきだし
淳吾なら、あわよくば4点目を狙いつつ時間も使える。
試合前のシュート練習であれだけスタンドを沸かせた淳吾を
試合中でも観たかった、ていうのが本音だけど。
そして最後の交代は 試合時間残りわずかになってから
4点目を奪えていてもいなくても押し込めていたのなら
疲れの見えている前線の選手をひとり減らして パウロ
もちろん時計を上手に進めてくれることも期待して。
押し込まれていたなら コウスケに代えてCBの廣井。


最初のカードにパウロを切ってしまったことで
次のカードの選択肢を自ら狭める形になってしまったのかも。


さらに後半35分にFWを投入してくる相手。
ピッチ上にはFW登録が5人。
その2分後にようやくこちらは2枚目の交代。
兵働に代えてテル。
残りは8分。
守りに重きを置くのは充分わかるけれど
パウロがせっかくボールを持って攻撃しているのに
美味しそうなスペースが広がっていても誰も上がってこない。
見かねてテルが上がってくる始末。
それならもっと時間を使えば、とも思うけれど
兵働も淳吾もそこにはいない。


後半43分。念には念を入れて、という エダに代えて廣井投入。
残り2分。
こんな時間帯なんだから Myボールにしたからといって
超特急で相手ゴールに迫らなくてもいい。
のに。
試合終了の本当に本当の間際にオフサイドを取られる。
てか
そんな場所にいた選手にしかパスを出せなかった選択肢の
あまりの少なさを思うと いろんなことが悔やまれる。
そのFKを相手GKが蹴る。
自陣前まで運ばれる。
ごちゃごちゃ、っとしたなかから不思議なバウンドをしたボールが見えて
そのままネットを揺らす。
失点。
零れ落ちた勝ち点『2』。


勿体無い試合だった。
みすみす貴重な勝ち点を失った。


この敗戦で、って負けてないけど
選手たちよりも監督が受けたダメージが心配。
今節失った勝ち点のためにヘンにいきり立って次節立ち向かわないでほしい。



初めてダイラ公式戦で迎えた17回目のお誕生日。
残念、のひとことだ。