届かなかった、あと一歩

天皇杯準決勝

終わっちゃった、今年。
行きたかったな、国立。

名古屋 1−1 清水
      (岡ちゃん)
  PK(5−3)

快晴だけれど 冷たい風の吹くエコパ。
陽のあたる相手サポ席と日陰のこちら側。
どちらも たくさん駆けつけた準決勝の舞台となりました。



押し込まれてはいたけれど
それを上手にやり過しながら攻撃の機会を窺っていたエスパ。
欲しかった先制点は前半の16分だった。



ホンタクからの1本のパス。
岡ちゃんが強さを魅せ ゴール。




その後もエスパは いい緊張感と集中力を魅せてくれていた。


後半開始間もなく 不運なPKで同点にはされてしまったけれど
徐々にペースを握るように。


延長に入ってからはあきらかにエスパの試合だった。



岡ちゃんの決定的チャンス。



あのどちらかが決まっていれば。


試合後の感情をどう表現したらいいのか、分からない。
『悔しい』とはちょっと違うし 『がっかり』というのでもない。
なんとなく自分でも表現のしようのない想いを
ただただ持て余していた。


何かが足りなかった?
うん、たぶん足りなかった。
それは『鋼の精神力』なのか、『運』なのか。
じゃあ来年はソコを強化しよう・・・って
どうやって強化したらイイの?
決定的機会を作り出せないのだったら もっと戦術練習の徹底を図ればいい。
CKの失点が多いのなら 繰り返しソコを練習すればいい。
じゃ、『運』を味方につけるにはどうしたらイイの?
ある意味 今年のエスパを集約した試合だったのかな。
足りなかったのは『運』だなんて。


試合後に私を支配した一番の感情は
『切なさ』
だったのかもしれない。


ただ ようやく手応えを感じられる試合内容だったことは、確か。
速さと強さを魅せつけた平岡。
新潟戦とはまるで別人のようだった。
今季後半に急成長を遂げたホンタク。
逞しさと頼もしさを兼ね備えた選手になった。
そして、やっぱり『別格』としか表現できない岡ちゃん。
ハイボールの処理に安定したプレーを魅せたカイト。



来季が楽しみ。
早く開幕しないかなぁ。
『運に頼らない強さ』を身につけていることを信じてる。