放つ言葉への責任感

岩下

どうせ買っても
エスパの記事はない、と分かっているときは
コンビニのレジ前に
ピンクの新聞がどんなに残っていても素通り。
な、私ですが。
どうやら今回のエルゴラはクラブ総括でエスパを取り上げてくれるらしい、と知り
いそいそとコンビニの新聞コーナーへ。
ゎ!残り一部だった (@@;
最後のエルゴラを握りしめて、ホ。


一瞬とはいえ 首位に立った昨シーズン。
追い上げきれずに4位で終えた08年よりも
そのプレッシャーを味わえた09年のほうが収穫。
たとえその結果が7位でも。


エスパの総括は そんな一文で締めくくられていた。


某サッカー雑誌の担当記者とは違って
飯竹サンのエスパに懸ける想い、というものは 本当に愛情が感じられる。
サポと同じように
甘い夢を見ただろうし歯がゆかっただろうし悔しかっただろう。
だからこそ首位のプレッシャーを味わったことを糧にしてほしいし
そうなってくれなくちゃ困る、みたいなものが滲み出てる。


いつか。
いつかエスパを愛する、いろんな立場のひとが
みんなで笑えるときが来るといいな。


そして 隣のページには岩下のインタビュー。
こういう企画で岡ちゃんではなく岩下をチョイスするあたりも
ふふん♪と思わず鼻の穴が広がる。


『もっと僕自身に期待してほしいと思うし、もっと高いものを要求してほしい』


岩下らしい、岩下の言葉。
言ったからには言っただけのもの、もしくはそれ以上のものを求められる。
分かっていて あえて言葉にする、岩下の強さ。


鹿島戦を思い出す。


一度ならずも二度、同じミスをした岩下。
試合中に心が折れてしまうような状況にいてもピッチに立ち続け
次の日には「自分で決めたことだから」と
サポが集まるラジオの収録現場に非難覚悟で現れた。


強い精神力と自分の放った言葉への責任感が、なせた行動。


あの試合は
勝利への執念、みたいなものがシーズンのなかで一番感じた試合だった。


勝たなくちゃ。
岩下のためにも絶対に勝たなくちゃ。
そこまでの岩下の貢献を
チームメイトもスタジアムに駆けつけたサポも みんな知っている。
だからこそ、勝たなくちゃ。
残念ながら追いつくことで精一杯だったけれど
あの熱い想いが結集したスタジアムの雰囲気を 忘れることができない。


これまでも期待していたけれど
岩下が言うのなら もっと期待もするし要求もするよ。
言葉だけの選手じゃないことを知っているから、ね。


頼んだぜよ、岩下。