最後の最後が一番美味しい

美味しいところは全てテルが!

いやー、いいもん観ちゃった♪
なかなか観られないですよ?
テルのヒーローインタビュー ← そこかっ

清水 3−0 山形
 (淳吾・岡ちゃん・テル)

とにかく物凄い強風の中での試合。
日陰で じっとして、の観戦は少し肌寒いほどでしたが
ピッチ上では暑かったらしく 選手たちは頻繁に水分補給していました。



立ち上がりから 圧倒するエスパ。
その『イイ時間帯』に今日こそは先制点を、と 強く祈っていた。
ぽん、ぽん。中央で いくつか繋がるパス。
こういう展開で最後までを観たいな、なんて 前半の13分のこと。
ホンタクから淳吾へ。
そしてヨンセンへ。
シュート!



ヨンセンのホーム開幕ゴール!か、と思いきや
淳吾の足に当たってコースが変わったらしく 公式発表は淳吾ゴール。



どっちのゴールでも嬉しいけれど
ちょっとヨンセンが気の毒な気もする (^^;
でも。これで待望の先制点。
とりあえず、の重荷は外せた。
だからなのか ここから目映いほどの輝きを放つエスパ。



ほとんどの時間を攻撃に費やし 相手のボールのことごとくを奪い
敵の戦意を根絶やしにするかのような前半のデキ。


なんか、スゴイ。
てか観戦中に
今この時間の支配率をキチンとした数字で知りたい、と思ったのは初めて。
それほど制圧してた。


で。
このデキはそのまま後半も続く、と思っちゃうじゃんね?
甘ーい。
別のチーム、とまでは言わないけれど
前半に観られたような圧巻なシーンはすっかり影を潜めてしまいます。


ハマれば手が付けられないほどの攻撃力を魅せてくれますが
まだ前半も後半も、というところまでは完成してない。
そうだよね。まだ2節めだもんね。


このまま『1−0』で終わるのか。
ま、それでもいっか。
勝ちは勝ち、だもんね。なんて思っていた後半残り少なくなってきた43分。
FKの位置にひとりで立つボスナーに ちょっと沸く。
あのくらいの距離ならズドーンもあるかなぁ?などと
Yさまと笑い合う。
と。右に上がってきていたイチへ出した。
イチがそこからクロスを上げる。
あぁ、なんて良いクロスなんだろう、と見惚れる間もなく
一番遠いところでヘディングする岡ちゃん!



うっわー、入った!
岡ちゃんの今季初ゴールだっ!!



前節シュート本数が『0』でニュースになっちゃった岡ちゃんでしたが
さすが。
なかなか奪えなかった追加点でチームに余裕をもたらしてくれた。
この直後に負傷退場してしまいましたが
キチンと結果を残しました。


その岡ちゃんと交代して登場したのは テル。


ピッチに現れたその姿から滲み出るのは『安心感』。
そこかしこから『クローザー登場!』とか声が上がってたし。
これで『2−0』で勝ったな、と。


でもね。
テルってばね。
凄いンだよ。
美味しいところを全部持っていっちゃうの。



交代出場の真希やゲンキが走り回って攻撃のリズムを取り戻し
チャンス、の匂いを嗅ぎ取ったテルもするするとエリア近辺に顔を出した。
こぼれたボールに反応して一度はパスを選択したテル。
再び自分のところに来たボールに
今度は最初からシュートの意識を強く押し出した。



ゴール!
嘘ーっっ テルのゴールだって!!! (@@;



みんな笑ってる。
テルもゲンキもホンタクも岩下も みんな笑ってる。
ケンタも笑ってた。
サポがそれを観て さらに笑った。
スタジアムが笑ってた。
笑顔が笑顔を呼んでいた。



MIPはテルに。
前半と後半のギャップに少しもやもや感が広がりつつあったけれど
テルが全部吹き飛ばしてしまった。
できた部分とできなかった部分をもう一度把握して次に気持ちよく進める。
さすが、テル。



MVPは淳吾に。
前半のデキのなかでも さらに輝いていたのが淳吾。
淳吾の走る姿が好き。
風をきって駆ける姿に惚れ惚れする。
今季は淳吾にとって忘れられないシーズンになるような気がする。
なってほしい。