【J特】セツナイ観戦

esuparieze2010-11-15

試合が終了した後も しばらく席を立てなかった。
こんなにセツナイ想いで観戦したのは、たぶん5年ぶり。

清水 5−0 湘南
 (小野・ヨンセン・淳吾・岡ちゃん2)

この時期の観戦は本当に防寒対策に悩む。
陽が当たって風が穏やかだと用意した服が意外に暑かったりするし
かと言って それを見越しての薄着では
じっと座っての観戦には山の冷気が結構応える。
むー。
着たり脱いだりバッグに詰めたりやっぱり出したり、な攻防が
今回もぎりぎりまで展開されました。



さて。試合。
前半は やっぱり元気が無くて。



ま。相手の必死な状況も分かっているしエスパの現在の状態も知っているし
しょんないよね、と どこかで折り合いをつけながら観ていた。


そんな前半、まだ早い時間に超ハプニング!



ゴール破壊 (@@; えぇー
しかもなかなか修復できない (´д`; えぇぇぇー


ようやく仮止めしてなんとか体裁を整えて試合開始。
このハプニングが良いほうへ転ぶのか悪い目が出るのか、と少しドキドキ。
うん。どうやら良いほうへ出そう。
中断前は、ぶつ切りだった動きが 少し改善されてる。
ただ。
そのまま狙ってほしいのにパスを選ぶ小野に2回ほど眉間にしわ。



前半のロスタイムの表示にスタジアムでは大きなどよめき (^^;
そーだよねー!二桁だなんて、そうそうお目にかかれない。
そのロスタイムもあらかた消化されようか、という時間。
淳吾から絶妙のパスを受けた小野がエリア内へ。
ただかなりゴールラインに近い位置なので
ここはクロスを挙げるンだろーなー、と思っていたら!



すっ・・・・ (@@;
すっごぉぉぉぉぉーいぃぃぃーーーっっ!!!
え?角度無かったよね?でも決めたよっうっわー(≧▽≦)
やっぱ小野スゴイ!



だって。
この1点がこの試合の行方を決定づけた。
直後に前半終了。
時間帯も良かったンじゃないかな。


長い長いロスタイムでハーフタイムの時間を測りかねたのか、
まだオレンジウェーブがショーをやっているなか
エスパの選手たちがピッチに現れた。



そんな大小のハプニングを織り交ぜながら 後半開始。



先制点をいい時間に獲れたことで 少し落ち着いて始めることができた後半。
追加点は12分。



もうずいぶん長いことヨンセンのゴール観てなかったっけ。
て。この日の相手にハットトリックしてからだったから 約3か月半ぶり!



嬉しそうなヨンセンに こちらもほんわか。
間髪入れず岡ちゃんがエリア内で倒されPKげと。


もちろん、キッカーは淳吾。



GKの逆をニクイほど落ち着いて。



その後は随所に遊び心のあるプレーも増えてきて
やっと重石のとれたエスパを観られたな、と試合を楽しめるようになった、


けど。



テルが呼ばれてピッチライン上で待機してるころから
鼻の奥がツーンとしてくるのを必死で耐えてた。
でも。
テルのチャントが繰り返し何度も沸き起こるたびに
もう涙が止まらない。
横でY様が鼻をすする音も相乗効果。


やっぱり 寂しい。
当たり前だと思っていた、そこにテルがいることが。


試合中に泣くなんて 残留争いに巻き込まれていたころはしょっちゅうだった。
ゴールが入るごとに泣いてた。
サポ仲間とハイタッチしながらビービー泣いてた。
でも試合中に試合の関係ないところで涙が止まらなくなるのは
ノボリのホーム最終戦以来。


それでも試合は進む。
意気消沈している相手にエスパとしては珍しく容赦なく襲いかかる。



岡ちゃんも久しぶりのゴールだ。



終了間際には岡ちゃんがこの日2点目を挙げる。




そして。試合は終了した。
大量得点の完封勝利。
でも。
歓喜とは少し遠い感情で座ったままぼんやりしていた。


さらにセツナイことに相手チームがこの試合結果で降格が決定してしまった。
これまで相手の優勝の瞬間を見せつけられたことはあっても
降格の瞬間に立ち会ったことはない。


時間が経っても東サイドでまだ立ち尽くしているたくさんのサポへ
エスパサポから『ベルマーレコール』が沸き起こる。
すると大きくて キチンと、まとまった声で『エスパルスコール』が返ってくる。
西サイドから再び『ベルマーレコール』。
それに応えてまた『エスパルスコール』。
なんだかねぇ、この日は本当にセツナカッタヨイロイロ。
ただ中途半端な結果ではなくこういう形で送ってあげられたのは
きっと良かったンだと思うお互いに。
またJ1で、ダイラで戦いましょう。



いつものタイミングは選手たちの挨拶終了直後。
まだ相手サポがたくさん残っている状態で まるで見せつけるように行われていたけれど
今回はいつまでも残っていた相手サポさんがあらかた退席したあと
もうやらないのかな、というタイミングで
選手不参加の『勝ちロコ』が ひっそりと行われた。
ちょっとそんな気分ではなかったので 今回はぼんやり見ていただけ。


勝ったけど。嬉しくないわけじゃないけど。
切なくて涙ナミダなダイラでした。