止・め・た・ぜ!

前節も苦しんで
相手を「やっぱ強いなー」と思いながら観戦してたけど
この試合もまた それとは違う種類の強さを
相手からじわじわ魅せつけられながらの観戦だった。
なんて表現しようか?
一枚岩、かなぁ。

清水 1−0 仙台
 (アレック)

家を出たときには曇っていた空も
足柄では青空が広がり、ホ。
なーんてつぶやいてたら裾野では雨に降られ
気温も下がったり上がったり目まぐるしく変わる天気に翻弄されてた往路。
無事到着したダイラでは最初から雨具を車にお留守番。
夏らしい青富士も見られました♪


東サイドの空席が少し目立ったけれど
ホーム側は真オレンジに染め上った試合開始直前の風景。



このまま連敗するのか、無敗の相手を止めるのか。
チームとしての成長を示すチャンスの試合。



遠征帰り直後のタイスケを早速起用してのダブルボランチ
どちらかがたまには攻撃に顔を出していってほしいところですが
守備に重きを置きすぎて なかなかそんな機会はなく。



観ている方としてはなんとも むむむ、と唸るばかりの前半。
試合後の平岡のコメの「試合のリズムはエスパルスだった」を読むと
こちらの持った印象とは違っていたので
ピッチ上では 見えにくい駆け引きのコントロールを握れてたのかも。


前半のシュート3本。
そのうちの1本は平岡のヘッド。



少ないよね、シュート。相変わらず。
得点機に繋がりそうなシーンが少ないわけではないのに
シュート本数が少ない。
攻撃に掛かった回数とシュート本数は同数とまでは言わないけれど
できるだけそれに近いほうがいい。
カウンターに自信を持っているチームが相手のときには特に。



後半開始。
頭からの選手交代は無し。


攻めあぐね、守備にはヒヤヒヤしつつ
このままスコアレスなのかしらんとぼんやり思っていた後半36分。


その瞬間はあっという間だった。



最終ラインからパスを受け取ったコースケがサイドを上がり
(現地では もう少し上がってから、な印象だったけれど
 帰宅後に動画見たら結構早めのクロスでしたね!)
鋭いクロスを上げる。


私の席からだと一瞬ボールが見えなくなり
次の瞬間、ネットを揺らしてた。


えっ?アレック何をどうやってゴールしたの?!
すぐにリプレイされた大型ビジョンを食い入るように見入り
アレックの左足の技術の高さと点取り屋としての嗅覚を確認。



アレック!なんて頼りになる!!



コースケとの相性も随分イイらしい。
これで2試合連続のコンビでの得点。


この決勝点の瞬間のダイラの一体感ときたら クセになる。
どちらかというと我慢の時間が続いていたので
それらが一気に爆発した感じ。


でもねぇ。
それまでにしてた我慢は比じゃなかったんですよ、ここからの我慢に比べたら。


12戦負けなし、に 裏打ちされた自信は
迫力を伴って畳み掛けてくる。


ゴトやん、永井を呼びつけてなにやら耳打ち。
誰へのメッセージを伝えに行くンだろうかと思ってたら
そのままDFラインに入りました (@▽@;ヒャー



ケンペーもスーパーセーブを魅せ
長くて辛くて長くてきつくて長いATを守りきり
久しぶりの完封となりました。
(もうねぇ、ロスタイムが『4分』と表示されたときのどよめきったら
 エスパサポの心情をこれ以上表すことができないってほどでw)



MVPはもちろん、アレックで!
あなたがいてくれて良かった。
MIPはタイスケとケンペーで!
本当にありがと。助かりました。



苦しい試合だったけど 階段、昇ってるよね?
歯がゆさもあったけど 粘り強さも魅せたよね?
なにより選手たちの充実した表情が嬉しかった。


連勝しているチームや連続ゴール中の選手を止めるのが
昔からエスパは得意にしていたけれど
今回もまた無敗中のチームを止めることになりました。
こういうときって たいてい止められたほうが主役になるので
ニュースの扱いはことごとくあちら目線。慣れてるけど。
ま、いっか。勝ったのはこっちだ。むん!


アレックに続いて 完封にチョー貢献したケンペーが
ヒーローインタビューに呼ばれた。



「ケンペーってさ、1対1に物凄く強いよなぁ」
主人の言葉にこれまでのプレーをつらつら思いおこして
大きく頷く。
うん、そうだね!ホントにそうだね (@▽@)


てか。ギャラリー多すぎw
何の罰ゲームですか!



チームの雰囲気、いいんだなぁ。
そんなことが勝利の喜びをさらに倍増させて
足取り軽やかに帰路についたのでした。


次は今週末、鹿島戦。
今のエスパルスがどのくらいの力なのかを試す物差しになる試合。
もちろん参戦します!