古き良きヨコハマの坂

久しぶりに青空の朝。
昨夜は結構大きな揺れに驚き、
震源地が静岡だと知ってさらにビックリし
(実家は相当揺れましたが無事だったことを確認)
そのあとはもうなんだかドキドキして眠れなくて
午前3時くらいまで鳩時計の鳴き声を数えてました。
皆さんのところも大丈夫だったでしょうか?
落ち着きませんが落ち着かなくちゃ。
そう言い聞かせてます。


さて。
この間 お買い物から帰ってくるとエントランスの掲示板に
マンションの貯水槽清掃のため断水をします、と貼り紙がしてあって
ふぅん。
じっくり読んでみると5時間も断水するらしいことが分かって
ぎょ!(@@;
お手洗いどうしよ・・・。
で、ちょっと調べたら
断水する当日がレディースデーで千円だったこともあり
先週 人生2度目の、2年ぶりの『ひとり映画』してきました。




コクリコ坂から


古き良き時代の熱い青春と清らかな初恋。
大きな画面から流れてくるものは
ココロを揺さぶられるほどの感動や激しいアクションでは無かったけれど
静かで素敵な映画でした。
もう少し年齢が上の人たちが観たら
そこに『懐かしい』という感情も加えられるのかも。


初めての恋に落ちる瞬間は本当に『落ちる』瞬間で
甘酸っぱい疼きと面映ゆさが可愛らしく伝わってきた。
走り出した恋心を突然手放さなくてはならなくなったけれど
誰にも打ち明けることができずに下した決断の
ふたりの選んだ道が清らかで美しくて切ない。


もちろん、悲恋ではありませんから ご心配なく。


夏休みに入ってしまっていたので
(お子向けの映画が多くて)
あれこれ迷う品数もないまま選んだ映画だったけれど
『ひとり映画』には向いてたかも。


映画でもサッカーでも 観終わった後には
自分の感じたことをあれこれ一気にしゃべり倒したいタイプの私にとって
主人は最高の聞き手。
(ぶちまける相手に特別好きな選手や俳優がいたときには
 批判にならないように批評にも気を使わなくちゃならないけど
 主人の前では一切気にしなくてイイのも大きい)
あそこのシーンがね、と始めれば「うんうん」と聞いた後に
「もしかしたらこういう意図があったかもよ?」と
気付かなかった視点を指摘してくれる。
観たばかりの物語や試合がまたそこで大きく広がって 面白さも一段増す。
だから
映画もサッカーもひとりで観るのがあんまり好きではない。


ただ。
この映画は観終わった後
しばらく静かに感傷に浸っていたい、そんな映画でした。


今、観たばかりの感想をそのまま口にして
外に出してしまうのが惜しまれるような。
わざわざ言葉という形にしてしまうのが勿体ないような。
隅々にまで広がった甘酸っぱさを
いつまでも反芻していたくなるような。


イイ映画だったな。


月曜日はレディースデーで毎週千円なのかぁー、ふぅむ。
主人が観たがらないような映画を選んで
また『ひとり映画』しようかなぁ、と目論んでるところです (^^)