交代がミせたモノ

エダの去ったあとのピッチの暗いこと。
もう少しあの眩しさに浸っていたかった。

清水 1−2 柏
 (ボスナー)

前日の豪雨が嘘のように晴れ渡ったダイラ。



リーグ戦は約ひと月ぶり。
それはそれは沸き立つ想いを抑えかねるように
ダイラに向かった。



きらきら光るダイラの芝も眩しくて。



気温が高かった前半はどちらも固いというより硬くて
大きくは動かない、そんな様子だった。
ただ風上に立っているうちに
どこかでなんとか得点を挙げてほしいと思ってた。
後半は風下になり西日も気になるハズだから。
だからイイ位置でFKを得て イイ時間帯に先制点を挙げたことは
エスパにとって好感触の前半になったと思う。



ゲンキが囮になって ボスナー砲。






せっかく連写してるのに
肝心のボールが一枚目にしか見えてないというw



この先制点を拠りどころにして
試合をコントロールできるハズだった。



一番光っていたのは、エダ。


ボールを早く動かしたりワンクッション置いたり
味方が前を向きやすい時間を作って攻撃の楔になっていた。
攻撃だけではなく守備でも献身的に走り回っていて
シュートを止められ続けたことくらいで
その評価が下がるとは思えない出来栄えだった。



リズムを失ったのは
そのエダが下がった後半12分あたりから。


カイトの蹴るボールが大きく戻されるほどの強風で
セカンドボールのことごとくを風上に立った相手にさらわれる。
交代で入ってきたばかりの選手が失ってはいけないボールを奪われ
仕方なくフレディがファールでカバー。
そこからFKとCKを立て続けに浴びることになり
堪えられずに失点。
そしてその後もいつ失点してもおかしくない場面を多く提供し
結局試合終了まで5分のところで追加点も奪われる。


選手交代で勢いを魅せる相手と
効果的に選手を投入できなかったエスパ。



自滅。


そんな言葉がしっくりくる内容。


リスタートを早く!と、本来は投げる役ではないトシが
素早くスローインの準備をしても
それを受けるチームメイトのいないこと。
味方のヤル気を削ぐようなプレーに終始する選手がいたことにも
がっかりさせられた。


同じ負けでも、もう少し『粘り』を魅せてくれていたら
スタジアムの雰囲気も違ったんじゃないかな。
負けている試合の残り5分の息もつかせぬほどの猛攻。
そんな熱さがもう少しあったなら、と。



バラバラなチーム。
それが観ていて一番キツイ。


残り2試合。
諸事情により生観戦は叶わない。
つまりこの試合が今季のリーグ戦の最終生観戦試合だった。
熱の伝わってこない試合だったことが残念。