葉書と一緒に届いたもの

去年の11月、喪中ハガキを出した。
本当は『引越しました』のハガキを出すつもりで
作っておいたレイアウトを大幅に変更して。


『年賀状の全くないお正月はさびしいので
 皆さんの年賀状が届くことを楽しみにしている』
という一文を入れたので
連絡漏れの方が旧の住所宛にくれた年賀状と一緒に
新しい住所へも配慮が加えられた(と思われる)年賀状が何枚か届き
例年に比べれば格段に少ないけれど
懐かしい文字にいろいろ想いを馳せるお正月になった。


そんな昨日。


ふとポストを覗くと、ハガキが入っていることに気づいた。
また年賀状かな。
差出人は・・・古い友人。
裏返すと『寒中見舞い』の文字と短く近況報告が。


ウチが喪中であることを知り、小寒になるのを待って
年賀状ではなく
わざわざ寒中見舞いのハガキを出してくれたのだと思うと
その柔らかな心遣いにグっときた。


ああ、そうだ。
このヒトはそういう優しいヒトだった。
もう何年も会っていないけれど 変わっていない。


一枚のハガキは懐かしい香りと温もりを一緒に届けてくれました。