シーズンも無事に終了して ひと段落。
・・・となると、次のシーズンに向けた準備が始まる季節。
寂しい話題も聞こえてきましたね。

キジェ 契約満了

相沢 契約満了

ゆうやん 契約満了

柏瀬 契約満了


その行く末を楽しみに見守ってきた若い選手を送り出す、というのは
何度経験しても慣れるものではない。
もちろんそれがベテランの選手でもね。
無事にみんなに新天地が見つかって そこで活躍することを心から祈ってる。
エスパルスに在籍してくれてありがとう。
今はまだ寂しさのほうが増さっているけれど いつかまた一緒に。


『チームの軸』となる選手、って 物凄く大事だし
今季ほど そういう選手の不在を痛感したシーズンは無かった。
だからといって即、『軸』となりえるような選手を外から獲得するのは違う。
内から育てなくちゃ、本当の意味での『チームの軸』とはならない。
理想をいえば 若いころからエスパルスに在籍し
苦しい時期も華やかなシーズンも共に味わって乗り越えて・・・
ふと気づいたら チームの中心にいる、みたいな。
でも モンダイはお給金。
在籍期間が長くなって活躍もしてくれて、そうなってくると年俸も自然と上がってしまう。
4年前、それが原因で『軸』の選手を契約満了で切らざるを得なかったけれど
(もちろんチームの事情もよく理解してるし
 そうしなければ累積赤字の解消にはもっと時間が掛かったことも想像つくし
 チームの決断は血を吐く想いだったことも分かったうえで)
今でも残念に思ってる。
経営はボランティアではない。


数年後に『軸』になるべき選手はすでにいる。
ただ、その選手をこの先も保有し続けられるかは・・・分からない。


この時期は理想と現実に挟まれて 寂しさだけが募る。


ノボリって 本当に偉大だったなぁ。
『軸』であることを望み、『軸』としての自覚を持ち、
全てを受け入れて『軸』であり続けた。
あの頃とは育ってきた環境も違うし世代の差もあるだろうし押し付けたくないけれど
ああいう存在が恋しいのも事実。


この寒さがいけない。
寂しい季節にいっそう拍車を掛けるのだ、おのれ寒さめ。
いつもより少し暖かい朝になった雨空を見上げながら
ちょっとだけ悪態を付きたくなる、木曜日。