サウンドオブサンダー

本当は『イーオン・フラックス』を観にいく予定でしたが
先週のうちに終わってしまったので
昨日は、もう一つの観たかった映画を。




予告編を超える本編、ではなかったということだけは
はっきり言える(−−;
うむむむ。


ところどころに散りばめられた映像には
迫力や感動もあったけれど
目に付くのは『安易さ』。


どうせ生き返らせられる。
過去に行って接触を防げばいいんだから。
と、やたら主人公に親しい人をストーリー上 殺しすぎ。
大切な人を守るために、という使命感が
あれじゃ今ひとつ伝わらない。


何故、わざわざ地下鉄を選んだのか。
あれって空の生物・陸の生物を登場させたのだから
あとは何とか水中の生物を登場させたくて
主人公たちに水浸しの地下鉄をわざわざ行かせたのだろうけど。
もう少しちゃんとした理由付けをしてくれなくちゃ。
敵に追われて逃げ込んだ先が地下鉄だった、とか
地下鉄が使えるかもしれないという誤情報に踊らされた、とか。
あんな地下鉄を選ぶ理由ってそれかよ?と
納得いかないときにまたその場でひとりいなくなったので
さらに不機嫌になりながら続きを観ていましたよ。


それから。
観客が想像する部分は残しておいてほしい。
最後の時間の波で人類は滅亡するか
考えられないような進化をしているかもしれない。
なんて散々観客を煽っておいて
見せちゃダメなんじゃない?あれ(−−;
ぜめてシルエットにするとか
想像を超えまくった生物にするとか。
観た瞬間の私といえば(・・)でした。
びっくり、でもないし
ゾぉ〜、でもないし。


過去との接触
この映画の一番大切な部分も
『故意』だったのか『過失』だったのか、で
もう少し色合いが変わってきた感じがしないでもない。
私としては
もう一つの方を選んでストーリーを組み立ててくれたほうが
深みが持てた気がするなぁ。