紅葉の夜

紅葉酔う京都

前日に行くことを決めた京都。
かなりドタバタと決めてしまって
たいした準備もできなかった。
最後の紅葉を求めて集う人たちで宿がとれないのは想定内だったので
最初から日帰りのつもりの参戦だった。


でもせっかく行くのだし どこかに寄りたい。
ただし ほとんどのお寺は夕方には閉まってしまう。
スタジアムにはモリのセレモニーまで残るつもりだったので
夕方遅くても行けるところ、と調べていて知ったのが
清水寺の夜間ライトアップ。
しかもこの週の日曜までで終わってしまうようで
ぎりぎり間に合った。


市バスで向かった清水寺
時計を見るとちょうどライトアップが始まったころ。
バス停で降りてゆるゆると続く坂道を登っていくと見えてきた。



あまりの美しさに感動。
晩秋の夜空に真っ赤に映える。



寒さも忘れて見入る。
荘厳さに圧倒されながら見入る。



ライトアップ、と言っても 必要最小限の光しか点されていないので
急な階段や落ち葉の積もった坂道では 足元が少し心許なくて
上見たり下見たり忙しい。



夜風が身に染み入る。



あれだけの坂道を登ってきたので こんな夜景も楽しめる。
勝ちロコしたあとの行程にしてはハードだったけれど
足の疲れなんてなんのその。



月もよく映える。
時の流れを肌で感じる風景。



目映い紅葉。



最後の紅葉。



行く秋を惜しむ。



照る紅葉。



染められる想い。



同じ想いの人も多かったのか、
坂道ですれ違うエスパサポもちらほら。
見かけるとちょっとニヤッとしちゃうのも同じ (^^)


今年は『源氏物語』の千年紀にあたるらしく
あちこちで縁の催し物などが行われていたことを知っていた。
そんななかでも行きたかったのは高台寺
ライトアップもされているうえに
源氏物語』を日本刺繍で再現した、という催事をやってたから!
すんごーく見たかったのだけど
帰りの新幹線の時間もあって 泣く泣く断念。
他にも夕顔のお墓や空蝉と再会した場所とかを巡るツアーもあったし
(あ、でも夕顔って実在しない人物ですよねぇ ^^;)
源氏物語』の世界を満喫できなかったことだけが心残り。


今度はもう少しちゃんと準備をして行きたいな。
そういえば京都に行くのは主人の大学時代の友人の結婚式以来。
15年ぶりくらいかなぁ。
あのときも秋だっけ。


相変わらず素敵な場所だったことは確か。
突発的だったとはいえ
こんな素敵なところに 紅葉の季節にやってこれたことに感謝。
ムリ言ってごめん。ありがと > 旦那さま
思い入れ深い、駆け足の古都の旅でした。