まばたきの音

飛行機

久しぶりの青空。
これでやっと大きなものが
洗濯できます (;;)


この間、ふたりでお揃いのメガネを作ったのですが
それをしていると必ず
主人はメガネを外して丹念にレンズを拭く。何度も。
どうしたの?と聞くと
「なんだか曇るンだよ、レンズ。それも同じところだけ」
そう言いながらまた外して拭く。
ふーん。
「お前の、曇らない?」
平気。
私が外してテーブルに ぽんっと置きっ放しにしているメガネを
主人が一生懸命磨いておいてくれるンですが
それだけで充分。


そんなある日。
車を運転中の主人が信号待ちでメガネを外して
「わーかーったぁぁ」とひとりで頷いてる。
何が?
レンズが曇る話など すっかり忘れてた私はなんのことやらさっぱり。
「まつ毛だよ、ま・つ・毛」
は?
「だからね、まつ毛がレンズに当たって曇るンだってば!」


えーと。
主人はまつ毛が長いです。かなり。
そのうえビューラーを使ったかのように
毛先がくるんとなっております。はい。
今回購入したメガネはレンズと顔の位置が少し近いデザインになってて
それでバチバチとまばたきするたびに
レンズにまつ毛が当たってそこだけ曇る、らしい。
「お前の、曇らない?・・・よなぁ」と にやにやする主人。
むか。
はいはい。私のまつ毛は最小限度に止めておりますよーだ。べー。


それからは かけ方を工夫したのか、レンズを拭く仕草が減った。
この次メガネを買うときには顔との近さも考えなくちゃ。
主人だけは、ね。


・・・。私のまばたき、無音だなぁ。
そんなひとり言をつぶやきながら鏡を覗き込む、木曜日。