昨夜のTV

冬空

昨夜は『プラダを着た悪魔』をTVで観た。
DVD借りて観たときにも思ったけれど
やっぱり終わり方が納得いかない。


何が大事か、は 人それぞれ。
だから短期間でせっかくあそこまで上り詰めたのに
本当の夢に向かってあっさり辞めちゃうのは 別にいい。
だけど あんなに夢中になって磨いてナイジェルに褒められた『センス』まで
なんであっさり捨てちゃうかな。


最新のものを身につけることばかりが素晴らしい、とは思わないけれど
ファッションに興味の無い(という設定の)元カレに
「(面接に)その服で行くの?」なんて言われるような服を最後に着ているのが
なんだかしっくりこない。
鬼のような上司の下で鍛えたタフさと
少しだけ身につけたファッションセンスを手に入れて
次のステップへ、って終わり方の方がいいのになー。


そんなことをブツブツ思いながら つけっ放しにしていたTV。
いつしか報道番組に変っていて
昨夜一番の大きなニュースを繰り返し流してる。


「わっ!いま 岡ちゃん、映ったっっ」と 突然叫ぶ主人。


え?どこどこ?
主人がほらっここ、ここ!とTV画面を指差す。
いつの間にかスポーツコーナーに切り替わった番組で 流れたVTRのなかに
原監督や大物ルーキー、はたまたゴルフ界のプリンスに囲まれて
確かにひっそり映ってました、岡ちゃん。
VTR画面から スタジオに切り替わっても
一切触れてくれていなかったのでどういうシチュエーションだったのか
全然分からなかったのですが なんだか受賞したようで。


もう少し 均等な報道をしてくれればいいのに。
岡ちゃんの肩身の狭さに気の毒さが募る、そんな映像でした。