借りてきて暮らす

外灯

先月観た映画なんですが
なかなかupできなかったので
こんなタイミングで (^^;


ジブリ、というと長編のイメージがあったので
ちょっと遅くなることも覚悟していたのだけれど
(今回も20時過ぎのレイトショー)
意外に短編で拍子抜けしたり。




借りぐらしのアリエッティ


ファンタジーの世界溢れる、可愛らしい映画でした。


設定そのものがファンタジーなので
ストーリー自体に大袈裟な仕掛けがあるわけではありません。
ゆったりとすすむ話に静かに身を任せながら
背景のいろんな小物につい目を奪われてしまいます。
壁に飾られた額縁は切手だったり
渡り廊下の支えが定規だったり
羽ペンの羽は昆虫の透明な羽だったり。
限られた道具を豊富なアイデアで使いやすく再生している。
『生』に貪欲で逞しい小人と
『生』に自信を失くしてしまっている少年。
お互いを助けながらも交わることのない行き先。


観終えたあと じんわりと小人の世界を反芻しました。


小人の目線を大事にしているので
人間のシーンは どアップだったり、見切れていたりします。
その効果を味わうためにも映画館での鑑賞がオススメ。


素敵な映画でした。