【J特】遠い国立

esuparieze2010-10-11

2年前の忘れ物は
いったいいつになったら取りに行けるのだろう。
昨日は重い溜息つきつき帰りました。

清水 1−1 広島
 (小野)

内容・・・うん、悪くなかった。
たぶん普通のリーグ戦で今回のような内容だったら
兆しは見えてきたな、と納得しながら帰れた。



でも。この試合に求められていたのは『勝利』だったハズ。
できれば完封勝利。でなければ2点差以上での勝利。
内容は二の次。


先に失点してしまった時点で大量得点を求められていたのは分かっていたのに
攻撃に厚みを持たせられなくて 歯がゆかった。
なぜ上がってこない?
相手は前線にひとりしか残していなくても
エスパは4人も守備に張り付いたまま。



小野がせっかくダイラで決めたホーム側でのゴールも
喜ぶ間もなく試合開始の準備をしたけれど あまりの残り時間の少なさに
というよりも ようやくそこからかかった(ように見えた)エンジンに
もっと早い時間からはできなかったんだろうか、と やっきり。



22本のシュートを放っても3度もポストに当て ゴールはひとつ、のみ。
それは『ツキがない』だけのこと?


悔いは無い?ちゃんとやれること全部やりきった?
ひとりひとりに膝を正して問うて回りたい。
敗退したのだから悔しさはそれぞれにもちろんあるだろう。
でも悔しさと悔いは違う。
悔いは無い?ちゃんとやれること全部やりきった?


我武者羅さ。
どうしてもタイトルが欲しい。
どんなことをしてもタイトルが欲しい。
スタンドから観戦していて それがダイレクトに伝わってきていたら
こんなに『もやもや』とはしなかったかもしれない。


今更だけれど。
1stレグの戦い方を想う。
それを受けての、この2ndレグの挑み方も想う。
もっと大胆な選択は無かったのだろうか。
バッサリと分かりやすい布陣は組めなかっただろうか。



いつか、この苦い経験が活きる時が来る。


勝負どころの試合を落とすたびに そう自分に言い聞かせながら
随分と経った時間を想う。
あの幾つもの悔しい苦い経験を本当に活かせる時が来るのだろうか。
揺らぎ始めた気持ちは
あまりにもこのタイトルに懸けていたことの反動から、だけだろうか。


そんな、答えを求めていない問いを自分のなかで反芻している。