われてもすえに

たしか選手会との取り決めで
エスパはリーグ最終戦までは契約更新の正式発表を控えることになってたハズ。
なのでそれよりも少し遅らせる形で
昨日、諸々が公式に発表されました。

テル、契約非更新

イチ、契約非更新

西部、契約非更新

ヨンセン、契約非更新

ドンちゃん、完全移籍

もうひと月も前に分かっていたことで だいぶ自分のなかで咀嚼できたとはいえ
やっぱり正式にこうして発表されると
寂しいし哀しいし・・・自分を納得させるのは難しい。


ドンちゃんは移籍先が決まったうえでの発表になって、ホ。
ヨンセンのことも寂しいけれど
母国での引退を一年引き延ばして残っていてくれていたので
ある程度は覚悟ができていた。
むしろ ありがとう残り少ない時間を有意義に、と見送れる。


でも。


新聞紙上で非更新が発表されたあと
西部のインタビューを読んだときには
申し訳なさで号泣した。
西部はいつも疎外感を味わいながら孤独に戦ってたのだろうか。
あなたに助けられた試合だってたくさんあることをサポは知ってるよ!
あなたにオレンジの血が流れてることはもう誰もが知ってたよ!
それを西部本人に感じさせられていなかったことが
サポとして悔しい。
西部、ごめん。
そんな思いをさせて 本当にごめん。
終戦で負ってしまった怪我は大丈夫だろうか。
移籍先を探している最中のことで いつも以上にその回復ぶりが気にかかるよ。
どうかどうか早く良くなりますように。
心から祈ってる。


『清水が生んだ、サッカーの申し子』。
『清水のシンボル』。
どちらの『ふたつ名』にも清水の誇りと愛情が深く込められている。


そんなテルやイチの引退セレモニーを何年後かにダイラで涙しながら観ることを
なんの疑いも無く信じてた。


エノキやノボリ、真田、クボを見送ったように
テルやイチもいずれ訪れる引退の際には その背中を涙でぼやかせながら
セレモニーで紡がれる言葉を聞くつもりだった。
ごくごく当たり前のこととして。
もしくはモリやトシの時のように若手の成長に目を細めつつ
「うん。まだやれるよねやりたいよね」と
再び挑戦する背中を見送るつもりだった。


こんなんじゃない。


エスパルスは功労者に優しいチームだった。
でも。
もう、そういうワケにはいかなくなったンだな。


それはなぜなのか、に もう少し厳しく目を向けて
これを受け入れる材料にしないと。
そして できるだけこんな想いをもうしなくて済むような
制度作りの素地にしないと。


受け入れがたい。
でもそれ以上に失えないものもある。
ただ単にそれらを天秤に掛けて測れるものでもないけれど。


寂しさや怒りや諦め虚しさ哀しさ切なさで
バラバラになりそうな自分自身の心をなんとか繋ぎ止めている。
来季は
開幕前にワクワクしながら シーズンの話をちゃんとここでしてるだろうか。
まだ時間が掛かりそうな自分にちょっとがっかりしてる。