おひたし派です

桜の下では菜の花やたんぽぽ、チューリップ。
いろんな花が咲きそろいましたねぇ。


そんななか 負けずに元気良く存在感を示しているのが
土筆。
つくしんぼう。


つんつんと草むらの中から 真っ直ぐに突き出している姿は
春の元気の象徴みたい。


この間、つくしんぼうが群生してるのを見た主人が
「子供のころ、土筆とって食ったよなぁ?」
と懐かしいことを言ってきた。
うん。食べたねぇ。


母や妹と近くの山に行って たくさんの土筆をはしゃぎながら摘む。
それを大事に家に持ち帰り
広げた新聞紙の上で頭と袴をひとつひとつ丁寧に取り除く。
すると、あんなに大量にあったハズの土筆が半分ほどの量になり
それをおひたしにするとさらに半分ほどに減ってしまって
家族で食べる時には一口二口程度の量だったけれど
春の楽しみでもあった。
美味しかった、というよりも 楽しかった。


「少し甘く煮て卵でとじて、さ」
えー、ウチはおひたしだったよぅー。
と実家の思い出話へ。


このあたりでも たくさん見かけるけど
さすがに摘んでいる人はいない。
ワンコが朝昼夜問わず行き交う散歩コースの土筆を摘む人なんて
いるわけないか。


今でも食べるお家、あるのかなぁ?
食べられることを知ってること自体 もう少数派なのかもね。