いまはあき

今日は立秋
暦の上では秋になりました、とはいえ
そんな気配を片端から否定していくような暑い朝デス (´Д`;
皆さんも熱中症にはくれぐれもご注意を。


先月の末のことですが
久しぶりに映画を観てきました。


公開前の監督インタビューを見たときから
どうしても観たくて
近くで上映する映画館を調べたンですが
中部のなかに『静岡県』の表記がなく
まさか静岡では上映しないのっ?! (@□@;
なんてビックリしつつも諦めずに他の部分も探してみたら
ありましたよ静岡県甲信越地方のなかにね (−−;ヤレヤレ




風立ちぬ』。


監督さんの
やってみたかったことや挑戦してみたかったことが
たくさん取り上げられていて
ストーリー以外のところでも面白かった。


あのね、
効果音の大半に『人の声』が使われてるの。


大地が揺らぐ音、舞い上がる炎の音、プロペラが回る音。


とくに大地震のシーンでは
ヒトの声による音の効果は絶大で 本当にゾッとした。
大地もこんなふうに悲鳴をあげるのか、と。
私のなかでは まだ大きな地震の記憶が生々しくて
余計に印象に残ったのかもしれないけど。


主人公の声はイワユル声優さんでも俳優さんでもなく
素人、といってしまえば素人さん。
だけど気にならなかった。
熱くて冷静で真っ直ぐで礼儀正しくて
ひとつのことに夢中になると周りの声が聞こえなくなるような職人気質。
そんな主人公の人柄が良く表れた声。
少年から青年に代わった直後のシーンでは
「あ、声が変わった」と思ったけれど
そのあとは気にならなかった。
作り込まれていない声は主人公そのもの。
そしてその主人公に寄り添う菜穂子の声もまた良かった。


生きることそのものが精いっぱいで
でも、だからこそ一生懸命だった。


生きにくい時代のなかで 命を燃やして生きる。


美しい生き様。


覚悟の行動に出た菜穂子を
「探さないであげて!」と黒川夫人。
号泣でしたよもう (´;ω;`)ビェー


ひたむきさと情熱と折り目正しさ。
今の大河ドラマを観ていても感じる、
美しかった日本の姿を垣間見ることができた映画デシタ。


それにしても
たぶん史上最強のイチャイチャカップル (*´`*)
お子ちゃまにはオススメいたしませぬぅーw