苦汁と苦渋

暑くてかったるくて早めに昨夜は寝ちゃってて
朝、まだ起きないアタマでベッドに横たわったまま スマホで遡っていたTL。
飛び起きてPCつけて確認して何度も見返して・・・。


居ても立ってもいられず、三保へ行ってきちゃいました。



9時の練習に間に合うバスの時間を調べたら 主人の出勤をお見送りできない。
それでも駆けつけずにはいられなくて。
ごめんね >旦那さま


三保は平日とは思えない、人。
出勤してるハズのサポ仲間の顔も何人か見受けられて
それぞれ想いは同じようだった。


まさか、このタイミングで・・・。


そんなハナシをなんとなく声をひそめて交わしているうちに
オフィシャルからは次々とリリースが。

ゴトやん 解任

エノキ、監督就任

平岡、ユース監督就任

いわおッチ、退任

本当、なのね。
一気に全部を変えるのね。


ひとこと、ゴトやんにお礼を言いたくて駆けつけたのだけど
三保にはいらっしゃらないらしい、と聞いて フクザツな想いが広がっていく。


4年前のオフ。
こんなに悲しいオフはもう二度と味わいたくない、と打ちのめされていた私が
再び前を向くキッカケはゴトやんだった。
「一緒にアジアへ」と誘ってくれた船長に舵を任せて
ゆらゆらと船旅を楽しむつもりでいた。
その年に起きた震災は本当に恐ろしい体験だったけれど
ゴトやんは脱出することなく、一緒になって日本に寄り添ってくれた。
「なぜオレンジじゃないンだ?」と
三保の壁をオレンジに変えてしまったのもゴトやんだった。
『がいこく』という日本独特の壁は軽々と越えてみせ
概念にとらわれてたことを気付かせてくれたのも、ゴトやん。


惨敗したあとの大阪で幾つかの長いミーティングを経て
ホーム・ダイラで魅せた輝きは、まだ新しい記憶なのに。


3年前に描いた、ゴトやん。



なかなか上手くいかないチーム作りを
ゴトやんらしく『美味しいレモネード作り』に例えたときのイラスト。
少し、痩せたかな。


ゴトビさん、3年半ありがとうございました。
あなたと一緒にアジアに行きたかった。
タイトル獲って 宙に舞うあなたを笑いながら観たかった。
これからのご活躍を心からお祈りいたします。


歩みは止まらない。
止まらせちゃいけない。


エノキも相当の覚悟でもって 監督を引き受けたハズ。
こんな苦しい状況で引き受けてくれたエノキを しっかりと支えていかなくちゃ。
サポができることはたったひとつだけ。


三保の練習場は最初は少し硬さもあったけれど
最後の円陣では笑い声も聞こえてきていた。
意図的に声を出してる選手もいて
『みんなでがんばろう』という雰囲気は大きく感じた。


三保へ行って、よかった。
自分なりに整理はつけられた。
そして再確認もした。
サポができることはたったひとつだけ。
それを一所懸命やるだけ。