台無しにさせられたホーム最終戦

こんなにこんなに後味の悪い試合は無い。
これが最後であってほしい。

清水 3−3 神戸
 (河井・ドゥグ・ろくたん)


ホーム最終戦は始まる前から いろいろあった。



半旗。



開場前の待機列のなかでの その訃報に、言葉を失った。



勝って見送りたい。



喪章をつけた右肩に強い想いを乗せて始まった試合。



ホーム最終戦、というだけでなく 特別な想いの籠った試合。



それなのに。



それはもう開始直後からイヤな感情に触れさせられたし
開始数分で主審への不信感は強まる一方だった。


悪質なプレーがファールですらないことに、ろくたんが副審に抗議をする姿を観て
投げキッスを3回もしたことは侮辱行為には当たらないの?
あのシーンでキチンと主審や副審が断固たる態度で処置していたら
こんなに酷い試合にはならなかったと思う。


久しぶりの失点、久しぶりに先制点を奪われてしまったけれど
焦らず落ち着いて得点機会を狙えていて追いつくには時間のモンダイだと感じてた。



でも、まさかそれが河井だとは!



『年イチの河井』を返上したどころか、今季は3倍返し。



その間もずっと判定に眉を顰めさせられていたけれど
前半から繰り返し悪質なプレーをしていた選手に
後半になってからやっと1枚めの黄紙が出され
結局その後、その選手は2枚めの黄紙を提示されて退場処分に。
もしも1枚めの提示が前半だったら
あの選手の後半のプレーはもう少し違ったものになったんじゃないだろうか。
そんなギモンも沸々と。



後半で2失点してしまい、2点差を追うエスパは
ひとり少なくなった相手にドゥグのゴールで1点差に。



あと1点!
全員の想いがひとつになる。



ところが、アディショナルタイムの表示はたったの4分。
あれだけ選手が倒れ相手の選手なんて足が攣っていて担架が用意されても
グズグズと乗らずに時間稼ぎをしてたのにも関わらず、たったの4分。


もうね、ありえないよね。最後まで。


そんな感情を持て余していると 目の前で河井が接触プレーで起き上がれずに・・・イヤ
正確に言うとしばらく倒れていたあと無理矢理起き上がったんだよ。
そして崩れたの。



接触プレーの直後に河井の様子を目視しながらプレーを止めなかった主審も
一部始終を私とほぼ同じ角度で観ていた副審も
よく流せたよね。

絶対、止めるべきシーンでしょ?絶対に。



すぐに河井に駆け寄ったドゥグがあまりのショックに輪を離れてうずくまる。


用意された簡易の担架ではなく固定できる担架に慎重に乗せられて
ようやく河井がロッカーに下がり、試合が再開されると
明らかなラフプレーで今度はユーゴが空中で防御姿勢を取れずに落下して動けない。
もうね、酷い。
酷いよ。


ユーゴまで担架でそのままロッカーへ下がる異常な試合。


4分だったアディショナルタイムは、どんどん伸びる。
当たり前だよね。


そんなアディショナルタイム中のCK、GKろくたんも上がってきた。



頭で決めた! (@Д@;



すげー、ろくたん!



ところが、直後に今度は げってぃが悪質なプレーに見舞われる。
(ていうか河井のもユーゴのもげってぃのも全部ファールじゃないってのが もう、もう!)
それをキッカケに両チーム入り乱れて乱闘に。



このシーンもキチンと検証してほしい。
処分に値するのは ひとりだけだったのかどうか、ね。



後味が悪すぎる。


河井が心配。
ユーゴが心配。



整列も握手もできなかった試合。
特別な試合になるハズだった今季ホーム最終戦
主審と副審によって台無しになってしまった。


モンダイはアディショナルタイムの長さじゃない。