秋保温泉

仙台三日目の最終日はレンタカーで秋保温泉へ。
『秋保』と書いて『あきう』と読むンですね。
初めて知りました (*´`*)



銀杏が散りばめられた黄色の絨毯に 小雨が、ぱらり。



奥の階段を降り進んでいくと



名勝、秋保大滝。



もうあと一週間早かったら、紅葉に間に合ったかも。
でも迫力のある大滝デシタ (*´`*)


そろそろお昼時・・・のタイミングで通りすがりに発見した気になる、看板。



そば。秋保草庵。の文字。



入ってみよっか、のひと声で駐車場に車を止めて恐る恐る近づいてみる。
『商い中』と書かれていたものの、ヒトの気配が全くなくて不安になる。



からからと引き戸を開けて入ってみると、そこはとっても素敵なお蕎麦屋さんでした。



高い天井には モダンなファンが取り付けられていて広々としてる。



これ、窓なんだけど まるで一枚の風景画みたい。



大小さまざまの窓がハメ込まれていたけれど どこから眺める景色も
静かに呼吸を殺して見つめていたくなるモノでした。



秋保漬け。



三角揚げ蕎麦。
三角揚げが見た目以上にとってもボリューミー (@Д@)
その味を引き立てるような、控えめな出汁が また美味しくて。



こんな山奥にこんな素敵なお蕎麦屋さんがあるなんて。
ほっこりとお腹いっぱいになって 散策用の地図を眺めていると
小さな路地の隅っこに今度は『農園カフェ』を見つけちゃいまして。
素通りなんて、できないよね?w
で、あの道でもないこの道でもない・・・なんて右往左往しながら
ようやく発見いたしましたw



『パパブー』。



ひっそりと奥まった佇まい。
雪が降るころには どんなに静かな景色になることだろう、と想像を掻き立てられる。
ドアの向こうには普通のお宅のリビングのようなお店。
玄関で靴を脱いで お友だちのお家にお邪魔するような。



お菓子作りの得意なお友だちのママがとっておきのケーキを焼いておもてなしをしてくれる。
そんな柔らかい雰囲気のカフェ。



といっても侮るなかれ。
このケーキ、すんごーく美味しかった!
バターがたっぷり使われてるのは分かるけれども
ちっともくどくないの。
生クリームに乗せられたミントは
たった今、ママがお庭で切り取ってきたばかりの新鮮なミント。



リンゴを甘く煮てあるのだけれど カタッポはオレンジの風味を利かせて。



ヨーグルトにかけられたソースのもとになっている、
冷凍保存してるクランベリーをサービスで出してもらっちゃった♪
(隣のテーブルに座ってた主人が このクランベリーに手を伸ばすフリをして
 私の大事なケーキをカスメ取られたー(;;)
 ノールックで素早い動きだったので油断してました。
 くそー(Φ皿Φ)食べ物の恨みはオソロシイということを教えなくては!)


別腹も満腹になって 少し車で下まで移動。
秋保温泉の観光案内所の駐車場に車を止めて 今度は本格的な散策。



『磊々峡(らいらいきょう)』。



ときおり山登りのようになりつつも 少しだけ整備された遊歩道を
おっかなびっくり、紅葉を目で楽しみながらゆっくりと。



切り立った渓谷に畏怖を感じつつ 圧倒される。



ここも あともう一週間早かったら、全開の紅葉だったハズ。



ひんやりとした冷気に背筋を正される想い。



防寒のためのブーツでは ちょっとしんどい遊歩道でしたけど
ほどよい距離にまとめられていてよかった (*´`*)



滝観てお蕎麦味わってケーキいただいて渓谷を堪能。



仙台駅からレンタカーで約1時間ほどの場所でたっぷり楽しんじゃった。
今回の旅に利用したツアーは
何種類かの温泉地の日帰り温泉無料券が付いていて お得なモノ。
そのなかにこの秋保温泉のチケも入ってましたが
湯冷めしても困るし、そこまでノンビリする時間設定でもなかったので
雰囲気だけ味わってきました。
初日は海、最終日は山。
味わいつくした感いっぱいの遠征デシタ (*´`*)