雨の箱根路 2
今回のお宿は『強羅花壇』。
しっとりと素敵なお宿 (*´`*)
白く煙る箱根の景色も まるで絵画の一部。
行き届いた心配りを あちこちで実感する、そんなお宿。
あ、この傘。
これ露天風呂にも、そっと置かれていて 雨のなか傘を差しながら湯船に浸かったんだけど
すごく素敵な体験だった。
広げると眩しい紅色の和傘と緑の豊かな露天風呂。
小雨の音がバツバツと聞こえるだけの閑かな空間。
いつまでもずっとこのままのんびりしていたくなるような、静かな時間でした。
消火器さえも、麗しい。
露天風呂から戻って ぼんやり縁側で雨を眺めていると、もうお夕飯の時間。
見惚れちゃう、箸置き。
美々しい文字で書かれた、今夜の御献立。
食前酒の梅酒を仲居さんが注いでくださいます。
先付の鮑。
ぐびり。
青紅葉が載せられた鳥かご。
開けてみると、
八寸。
マツタケの握り寿司、美味でした (*´`*)
椀は冬瓜とか蓴菜とかの油目の薄葛仕立て。
お造里。
と、一緒に運ばれてきた 小ぶりなお茶碗。
蓋を開けると 金粉をまぶしたお赤飯! (@Д@*)
実はこの旅は主人のお誕生日祝いを兼ねたモノ。
そんなハナシを聞きつけた仲居さんが料理長に頼んで作っておいてもらったのだとか。
感動 (@Д@*)
いつものお赤飯の何倍も美味しい!
ありがとうございました (*´`*)
焼き物は鮎の塩焼き。
骨煎餅も一緒に。
焚き合わせは鱧のオランダ煮。
柚子をまぶした煮物のことをオランダ煮って言うんだって。
進肴は和牛のフィレのオイル焼き。
そして。
主人の大好物、とうもろこしの御飯。
水菓子は桃のゼリー。
これを運んできてくれるときに一瞬お部屋が暗くなって
仲居さんが大事そうに中央にすえてくれたのが・・・
可愛いキャンドル (@Д@*)わー!
主人も照れくさそうに、でも とても嬉しそうにしてました。
まだ若い、とても可愛らしい雰囲気の仲居さんでしたが
質問にはハキハキと答え ときには先回りをして笑いを誘ってくれたりして
とてもほっこりするお宿だったなー。
明日ももう少し旅館のオハナシ。